2006.09.02

対談イベント「シリコンバレーのビジネス風土とオープンソースの思想」に参加して

ひさしぶりにITビジネスに関する投稿となります。

昨日、対談イベント「シリコンバレーのビジネス風土とオープンソースの思想」に参加した。すでに、Youtubeに映像や内容については、各種報告がでているだろうが、先入観なしとするため、それを一切読まずに対談者である梅田氏と吉岡氏の言葉でよかったところや気になった部分に対してコメントしてみたい。

「今だにオープンソースが一番おもしろい、そしてまったくわからない」(梅田氏)

これにはまったくアグリー。ロングテールだ、Web2.0だ、 フィードないろんなはやり言葉があるが、僕もこれは本当によくわかない。わからないが影響力ははかりしれない。 ロングテールやWeb2.0は数年後には誰も言わなくなるかも知れないが、オープンソースは別であろう。

「たかがシリコンバレー、されどシリコンバレー」(梅田氏)

梅田氏がよく使うフレーズ。たぶんわかる人にはわかるが、 わかる人にはわからない。シリコンバレーのある一定時期の熱風を体験していないとわからないのではないだろうか? 僕がシリコンバレーで生活した2004~2005年はもうそういう時期ではないから、本当のところ実は僕もわからない。 そのにおいのする人には会いはしたが。。

「面白いものは人間がつくる。野球のソフトウェアも同じ」(吉岡氏)

人間誰しもできるなら「面白い」仕事がしたい。 オープンソースの世界で貢献している(ソースを書く)人たちは「面白い」からやっているんだろうなと思う。 そういう意味ではオープンソースの世界は草野球の世界に似ているのかもしれない。

「タレントを無駄使いしてはいけない」(吉岡氏)
「グーグルの中はオープンソースの開発組織に似ている」(梅田氏)

人がのびのびできる環境を作れば、人やチームの「生産性」 は最大になるということ。グーグルは純粋ば組織を集めて培養された大きなビーカーなのだなと感じた。日本ではグーグルみたいなことを 「はてな」がやりかけているのかもしれないが、すべての組織がそれを目指したら大変なことになる。また、 日本のグーグルが本家アメリカのように成功していないことを考えると日本はやはり特殊なのかもしれない。

ネットスケープのオープンソース公開は衝撃的だった。(吉岡氏)
ライセンス販売でしか商売できないと思っていた。(吉岡氏)

当時はニュースとしては知っていたが、僕には意味がよくわからなかった。 吉岡氏のようなプロフェッショナル・プログラマーにはそう見えたらしい。

オープンソースははじまってわずか8年。わかったつもりになるとあぶない。 物理現象として理解すべき。(吉岡氏)

世の中にはわからないものがある。 現象を論理として説明できないということだろう。アダムスミスを真っ向から否定する内容だけど、こういう指摘はよく理解できる。

オープンソースの歴史の意味 相当普遍的なもの(吉岡氏)
善意の総和は悪意の総和より大きい(吉岡氏)

これは多分正しい認識だと思う。通常の現実の世界は国(国境)や民族、 物理的な遠さが善意の総和をやりにくくしている。しかし、ネットの上に存在するオープンソースのコミュニティ (梅田氏は組j織と言っていた)には、それがない(薄い)ので、善意の総和が可能なのだろう。

まとめ
梅田氏のお話は、従来の主張どおりのもので、彼の本やブログを読んだ人にとって、あまり新しい話はなかったのではないだろうか。はてなの近藤氏の渡米に関するエピソードは面白かった。 むしろ、僕が感銘を受けたのは吉岡氏の話である。自分の「やりたいこと」、「できること」に加えて、「やらなくてはいけないこと」という使命感がしっかりあることに正直感動した。ああいう人がいるから、この業界はまだまだ面白いと思う。

またオープンソースをビジネスとするのでは、現在は株式会社ではなくNPO法人としてやるのが、 コミュニティにもっとも同意を得られるやり方かもしれないと思った。

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2005.11.22

セブンイレブンでiPod

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リンク: asahi.com: iPod、コンビニにも セブン―イレブンが販売へ?-?デジタル.

コンビニエンスストア最大手セブン―イレブン・ジャパンは、アップルコンピュータの携帯音楽プレーヤー「iPod」を全国の約1万1000店で10月下旬から販売する。アップル製品がコンビニで販売されるのは初めて。

昨日セブンイレブンに行ってびっくり!なんとiPodが売られているではないか?ますます標準の地位を閉めることになる。
まわりにiPod nanoを持っているひとも増えてきた。これから買いたいという人もまわりに多い。

ソニーはますますきびしくなるなあ・・

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2005.10.03

ダン・ギルモア氏を囲んでに参加して

リンク: FPN-ニュースコミュニティ- 「ダン・ギルモア氏を囲んで」イベントレポート集.

めったに日本でお会いできる機会が無いダン・ギルモア氏と、短い時間ではありましたが多くのブロガーの方々とQAセッションや懇親会の時間を取ることができ、非常に貴重な機会だったのではないかと振り返っています。

アメリカにおける草の根ジャーナリズムの第一人者で、自ら草の根ジャーナリズムのベンチャー事業を立ち上げたダン・ギルモア氏のイベントに先日参加してきた。

すでにいろんなところにその状況が伝えられているので、僕があえて詳細を伝える必要はないが、いろんなブログにでている感想などを読んで思ったことがある。

ブロガーはジャーナリストになりたいのだろうか?
ブロガーはジャーナリストなのだろうか?

方々で参加者やギルモア氏のジャーナリズムという言葉に対する定義があいまいで、議論がいまいちかみ合わなかったことが伝えられている。では一歩進んで考えると、ブログを書く人たち、いわゆるブロガーはみな「ジャーナリスト」なのか?ということだ。

少し言葉について調べてみる。

はてなで「ジャーナリスト」を調べると下記のような定義がある。

時事的なものについて分析したり、何かを語ったり書いたりすることを職業にしている人間として、評論家よりも若干時事的な事物(モノ・人・場所など)に直接接したりすることが多い。

いまいち意味不明だが、職業=専門性、プロフェッショナルととられている人が多いのではないだろうか?とすると多くのブロガーはジャーナリストではない。そうでない人もたくさんいるが・・

英和辞書でJournalistを調べると「新聞雑誌記者[寄稿家,業者]; 報道関係者」と出る。

ではJournal を調べると下記のような結果となる。

1a 日誌,日記 《★【比較】 通例 diary より文学的なものをいう》. b [the Journals] 《英》 国会議事録. 2 a 雑誌,定期刊行物. b (学術団体などの)機関誌. c 日刊新聞. 3 【海】 航海日誌. 4 【簿】 仕訳(しわけ)帳. 後期ラテン語 diurnlis ‘daily' から

ポイントは書いた本人が書いた事に対して責任を持ち、他人に読まれることを前提にした場合すべてがJournalになるのかもしれない、ブログは当然他人に読まれることを前提にしたメディア、手段だからジャーナリズムと考えるのが自然かも・・・

後は読み手の数が草の根か市民か地域かマスかを決めてゆくのかもしれない・・メインとマスは似ているようでぜんぜん違うなあ・・

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2005.09.20

[IT]プラットフォームとしてのソフトウェア・サービス

Salesforce.comがアプリケーションのプラットフォームサービスであるAppexchangeを開始した。進化を続ける同社の新しい戦略、SiebelやIBMの追撃をかわすための戦略などを見ることができる。

ITmediaが実施したマーク・ベニオフのインタビューを引用しつつ考察してみる。

Interview:世界初のエンタープライズアプリケーションのユーティリティー企業を目指すSalesforce

■ロングテール理論の実践

インタビューではロングテール論の実践と書かれている。従来の業種を問わないCRMにフォーカスしたアプリケーション提供に加え、多種多様なエンタープライズアプリケーションを容易に提供できるようにすることをさしている。今後成功するかは、どんなアプリケーションが提供されるかだ。詳しく調べる必要があるが、Appexchangeで作成されたアプリケーションの扱いはどうなるのか、そのあたりも注目すべき点だ。

■アプリケーションの作成者はSIベンダ、パートナーに加えて顧客へ

WikiやBlogなどのツールが既存のジャーナリズムの枠を超え、一般の人々に簡単で安価な情報発信のツールを与えたことに似ているかもしれない。顧客の作成したアプリケーションの利用が、ベンダの開発してアプリケーションを機能や利用度の点で凌駕するとき何かが起こるかもしれない。

■普及はキラーアプリ次第

ベニオフ氏がインタビューの中で答えているように、普及はとにかくアプリケーション=ユーザから見た実物だ。

■新しい流通チャネル

Appexchangeは新しい流通チャネルにもなるかもしれない。今後開発されたアプリケーションの認証や課金などを行ってゆくのではないだろうか?そう考えてホームページをチェックしたらSalesforceの日本のサイトでは「マーケットプレイス」と紹介されている。

同社の米サイトにはすでに相当数のアプリケーションが登録されている。多くは既存のパートナーが開発してものであるようだ・・

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2005.09.12

[IT]日本におけるRSS/Blogの現状

今日は最近読んだ本を紹介する。日本におけるRSS/Blogの最先端を知りたい人は是非お勧めである。

ビジネスブログブック イントラブログと社内SNSの可能性

著者はH社でBlogビジネスBoxerを立ち上げた小川浩氏(現在はサイボウズ社)である。

イントラブログという言葉を使ってこれからの企業内外のRSSなどの技術を利用して情報共有のあり方を整理、議論している。

本から抜粋したイントラブログの定義は下記のとおり。

イントラブログとは、XMLに準拠したHTMLであるXHTMLによって記述され、RSSを自動的に生成できるセマンティックなイントラネットである。

イントラブログは、経営者からの情報発信や、社員からの情報発信をほぼリアルタイムに反映し、知りたい人や知らせたい人に対して適切な情報が適切なタイミングでデリバリーされる、ダイナミックかつライブなイントラネットである。

よく分かるようでわからない定義である。ぼくなりに整理すると下記のとおり。

・Blogツールがもつ更新のしやすさ。
・RSSによる適切(タイミングなど)な通知
・検索(Google+テクノラティ)
・社内データのXML化。

事例としてカシオ計算機やはてな、インフォテリア、IBMなど、日本におけるRSS/BLOG関連のビジネスプレイヤーについても分かりやすく整理されている。自分で調べることを考えたらとってもお買い得である。


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2005.08.18

【IT】情報リテラシーと生産性

情報リテラシーとは「情報機器やネットワークを活用して、情報やデータを取り扱う上で必要となる基本的な知識や能力」のことを言う。出典は→こちら

要はコンピュータを道具と正しく理解し、正しく利用することなのだ。最近、その能力が著しく低い一部の人のために、全体の生産性がとっても低下しているのではという疑問を感じるようになった。

具体的に言うと日常(パソコンを使う時間)のほとんどを閉めているオフィスアプリケーションに対する知識、経験が人によって、とんでもなくかけ離れている場合が多い。

最近聞いた具体的な例だ。

・課長にMS Wordで文章を作れと命じられたAさんは、2日後すべて図形描画のテキストボックスで作成したきた。

・営業から電子メールでエクセルファイルをもらったBさんは、部長から印刷を求められ印刷したが、どうしても1枚に入りきらない。「作成元の作り方が悪いんです、電話します」と怒り気味だ。

エクセルを利用しているのに最終的に電卓で再計算したり、計算式がはいっているセルに数字を直接いれて計算式をつぶしたりなどこの手の話は尽きない。

どちらかというと年配の方の問題だと思っていたら、若者にもけっこう信じられないことをする奴もいる。大学のゼミや研究室でコンピュータそのものに触れてはいても、もともとそこが変な使い方をしていた場合などにそればおこる。「なんだお前これ?」「はい?」という感じになる。

ネットを検索すると、公式に公開されているドキュメントでも考えられないような作り方をしているものに出くわす。個人を槍玉にあげて笑っていられるのならよいのだが、もっと組織を見渡すとほっておいてよい問題ではないことがわかる。

さてさてどうしたものか?

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2005.08.07

フィードビジネスの未来

RSS/Atomなどのフィードという技術をビジネスにしようとしている業界団体FBSのイベントに参加した。

頭を整理するのにとても役にたった。
インプレスおよびITmediaにはすでにこのイベントに関連した記事が掲載されている。

「2009年に2000億円」、RSS/Atomフィードのビジネス活用推進団体が初会合

フィードビジネス・カンファレンス:RSS/Atomフィード需要拡大の先に見えるもの

(株)RSS広告社 田中社長は、RSS/Atomなどのフィードを利用したプレイヤーを1)配信レイヤー、(2)付加価値レイヤー、(3)受信レイヤーの3層にわけて、それぞれの概況を述べてくれた。「市場をもりあげなくてはいけない」で講演(どちらかいうと講義に近い)をはじめた田中社長は「日本語解析」が検索と同じ技術の肝であり、最後には「技術力」と「営業力」のパワーゲームになるのではないかと言われていた。

3層を図式したものは記事と一緒にこちらにある。

どうやらマイクロソフトはIE7.0にRSS機能をのせるらしいので、3層目のビューワーの世界はいずれ彼らの世界になってゆくのかもしれない。

下記は前述の記事を一部引用。

「あくまで仮説であるが」と前置きしながらも「2009年には280万ユーザーがフィードを利用し、市場は約2000億円程度になるのでは」と予想する。佐藤氏によると、現在約8000万人のインターネットユーザーが月間平均で約15時間インターネットを利用しており、年間約5.6兆円のB2Cコマース消費を作り出しているとのことで、これらの拡大とともに、この中からユーザーがフィードに費やす時間や金銭の増加が見込めるとのことだ。

記者って発表者のソースのぜんぜん裏とらないんだ(そのままかい!)、と正直驚きであるが、フィードというものが情報の消費の仕方を大きく変えてゆくことは大きく同意ができる。

マイクロソフトはRSSやAtomなどの専門用語がフィードの一般的普及をさまたげているとして「Webフィード」という言葉に変えてゆこうと提唱しているようだ。

株式会社テクノラティジャパン 佐藤匡彦氏の話で面白かったのはユーザのインターネットの利用の志向が「ブランド軸」から「目的軸」に変わったと指摘された点だ。必要な情報にたどりつく際の、ポータル、検索エンジンの利用の仕方をさしてそういうらしい。ブログやトラックバックなどの従来のやり方とは違う、人・情報のリンク、集積がそれを実現しているだろう。

「Blog/Feedはゆるやかな情報共有、指向性低い情報を伝達するツール」と説明してくれたサイボウズの小川氏の説明はとてもわかりやすかった。企業ないでBlogをどう利用するかという点をサイボウズ社内の事例をもとにわかりやすく説明してくれた。「なんとなく知らせたい」「なんとなく知っておきたい」情報を伝える、「見たよ」って返事しなくてよい。企業における「報連相」「メール」とは違った居心地のよい情報共有空間をと作り出すことが可能になるとしている。そのために「社内にWeb型のRSSリーダーをおくこと」が現実的な解としている。

会場でやられたアンケート結果などはこちらにある。アンケートを結果を見ると、技術そのものよりも、どうビジネスにしてゆくか?企業内でどう利用するか?というところに現状の注目が集まっているように感じた。


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2005.08.05

FBS フィードビジネスカンファレンスに参加中

現在参加中 レポートは後日に・・050805_142601.jpg

05/09/26追記
後で気がついた!この写真に写っている人(後ろ頭の人)はあのCNETの渡辺さんのようだ。失礼しました。

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2005.07.19

[IT]優秀な人が優秀なソフトウェアを作る

「ソフトウェア最前線」著者:前川徹 を読んだ。

日本の情報サービス業界に対して警鐘を鳴らしているその本は、「日本のソフトウェアがどうすれば外国のソフトウェアよりも競争力が高くなるのか?どうすれば産業として発展するのか」という視点で書かれている。

ソフトウェアの産業の全体、工学としてソフトウェア、開発手法、雇用の問題、ユーザのあり方など幅広くとらえてかかれれている。この業界の人は一読すべき、わかりやすい本だと思った。

その中であまりにも当たり前で、あまりにも日本の情報サービス業界ができていないことが書かれている。

それは 「優秀な人が優秀なソフトウェアを作る」 ということだ。

より質の高い(バグが少なく、メンテがしやすいなど)のソフトウェアを開発しようと思うなら、優秀なプログラマを集めればよい。

優秀なプログラマを集めるには、彼らの才能や能力に見合う環境や報酬精度を整えることだ。

一番の問題は「年齢に比例した報酬精度」だと著者は指摘する。ソフトウェアの生産性は優秀な人とそうでない人では28倍も違うと指摘し、現在の情報サービス業界は優秀な若者にとってとってもも「働きたくない職場」となっていると言う。


う~ん、とってもごもっともである。
自分も入社当時はSE採用だった。
3ヶ月の研修時代、同部屋の優秀な奴との差を感じ、自分がエンジニア向いていないことを知った。自分は結果的に販促部門に進んだが、多くの同期はそのままエンジニアとなり、現在も日々プログラミングにいそしんでいる。(一部優秀な奴はさっさとやめている。)体力もだんだん衰え、徹夜でリカバリするのも限界になってきた。そうした「息切れしてやめてゆく若者」がこの業界にはたくさんいる。

最近ではそうした若者を「使い捨て」する風潮まで出てきた。教育して育てるというよりは、優秀な奴を体力のあるうちに使い捨てる。ある年齢に達するとキャリア制度の名目で転職を勧める(=強制する)・・・。

ものすごい悪循環だと思う。

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2005.07.15

[IT]マーク・ベニオフ来日

ちょっと遅い投稿だけど・・・
先日、日本のセールスフォースのイベントにあわせてマーク・ベニオフ氏が来日した。直接話を聞ける良い機会だと思い参加した。

最近のセールスフォースの取り組みは下記のニュースなどを見ると良い。

セールスフォース、 新CRMパッケージ「Summer '05」を発表(2005/06/22)

セールスフォース、新プラットフォーム搭載で機能強化(2005/6/23)

下記から実際の講演を聞いたり、資料のダウンロードができる。
http://www.salesforce.com/jp/summer05/summer05-session.jsp


話の内容は上記のニュースの内容をなぞるものであったが、面白い点が2点あった。

1.自分たちのビジネスを「ロングテール現象」に当てはめて説明したこと
2.自らのシステムを「オペレーティングシステム」と言い出したこと。

「ロングテール現象」について

別紙で説明のためのレジュメが配られていた。言葉になじんでない日本の人に向けて、日本のセールスフォースが気を利かせたのだろう。
これこそインターネットのビジネスモデルだ。アマゾン、グーグルなどの米ネット列強はこうして成功したのだ。そしてビジネスの領域でそれを実行しているのがセールスフォースということらしい。

「オペレーティングシステム」としてのセールスフォース

これは最近発表した「Multiforce」を持って言っているようだ。従来SFA、CRM、サポートデスクとアプリケーションを提供してきた同社が、カスタマが自由に自分のアプリを提供できるインフラを提供した。

「新しい技術が従来のビジネスを淘汰する、われわれの提供しているのはソフトウェアではなく、サービスだ」とマーク・ベニオフは強調していた。

関心した点は従来、従来のERPなどのパッケージがアメリカのビジネスプロセス(デファクトスタンダード)を日本に当てはめようとしていたことに対して、「日本のプロセスとアメリカのプロセスは違う」とはっきり言及し、「自分のビジネスを変えることなく、オンデマンド環境を利用できる」と方向転換したことだ。

面白かったのは日本人のプレゼンがあまりにつまらなかったらしく、我慢できなくなって自分でプレゼン(デモ)しだしたことだ。最初通訳に気をきかせて「ゆっくりしゃべる」と言っていたが、だんだん熱がこもってきて、通訳が追いつかなくなっていた。
ベニオフに限らずアメリカ人は本当にプレゼンがうまい。日本人の場合、「練習しましたか?」と聞きたくなるのは僕だけではないはず・・

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2005.06.23

仕事と趣味に生かせるブログの読み方

何気なく駅の売店で買った日経ビジネス Assoocie(アソシエ)にブログに関する特集があった。はてな社長の近藤淳也氏のインタービューなどもあり、意外も面白かった。

ブログの特集の中で「仕事と趣味に生かせるブログの読み方」というページがあったので、内容をメモってみた。

■ビジネス、経済、社会について 専門家の意見をいち早く知りたい

1.有名ブロガーのブログ本文を読む

2.本文から貼ってあるリンクを読む

3.それらのブログに書かれているコメントに目を通す

4.各ブログについているトラックバックを読む

■趣味について調べたい

1.ライブドア、はてな、ヤフーなどブログサービスの検索画面、またはグーグルへ↓
2.ブログキーワード検索

3.キーワードを入力する(グーグルの場合は キーワード+ブログ)

4.見つかったブログを読む

5.特に興味深い話題を書いてあるブログをRSSリーダーに登録


かなり正しいブログや検索エンジンの使い方ではないかと思う。トラックバックがもたらす、情報と人のリンクはより自分の知りたい確信へ導いてくれることが多い。アイデアも思索も人との会話の中で深まることを知っている人はブログがそれをネットで実現していることに気がついているのだ。そしてそれは現実社会へと繋がってゆく・・

僕の周り(仕事場)にはまだ検索にヤフーを使っている人も多いし、ブログなど日々読んでいる人はほとんどいないけど・・そのおかげで僕は新しいことに詳しい人になっている。

こう考えるとブログがなくなったら、今かなり困るな・・。

特集の中では「切込隊長」と「ブラザーのブログ」が紹介されていました。ブラザーの松原氏ってこんなお顔だったのね。

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新規事業の10の心得

新規事業の10の心得

1.企業の成長とは新規事業を興すことにほかなない
2.新規事業の大半は失敗に終わる。
3.新規事業の成長は文化の壁に阻まれる
4.別組織は長い目で見るとうまくいかない。
5.新規事業の立ち上げは本質的に実験である。
6.新規事業は三段階を経て発展し、段階ごとに異なるアプローチを要する。
7.新規事業が定着するには膨大な時間がかかる
8.新規事業は既存事業と調和させる必要がある。
9.成功率を高めるためには市場や需要を知り尽くした分野に進出することである。10.固定概念を取り除くのは難しい。

すいません、出典は忘れました。

上記の心得はIT企業に限らずすべての企業に有効だろう。

「このビジネスは絶対に成功するんだろうな。」「もう障害は発生しないよな。」などと聞く、経営者、管理職が多い会社は上記をもう一度意識すべきである。

「固定概念」「文化」の壁も大きいが、一番大きいのは「実験」であることを理解できないことだ。

また、最近は判断を管理職やその他一般社員にもとめ、経営者が責任逃れをしているのが最大の理由だということに気がついた。

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2005.05.23

[IT]商売気は強いが、生の声が聞ける微妙なページ

先日、IBM主催のイベントでライブドア社内の人間によるブログに関する講演を聴くことができた。ライブドアがブログのデータベースとしてDB2を利用していることから講演をしているようだ。以前MySQLを利用していたが、負荷に耐え切れなくなり切り替えたそうだ。

簡単に概要を下記にまとめた。

ライブドアの現在のBlogのアクセス数は 3億5000万ページビュー(2005年4月)だそうだ。ブログの開設数は2005年5月に50万件を超えた。ライブドアがブログサービスを開始したのは2003年12月であることを考えると驚異的な数字と言えるだろう。

一番アクセス数をかせぐブログはもちろん堀江社長のブログであり、最近では広報の女性のサイト(すいません、よく知りません)が大人気だそうだ。
なんと堀江社長はアフリエートで月額100万円以上かせぐのだそうだ。広告塔をかねた存在としてライブドアにはかかせない存在のようだ。
「商売気は強いが、生の声が聞ける微妙なページ」とコメントされていた。

法人向けソリューションとしては「企業内での商品開発保管のための情報共有ツール」と「IT教育の一環としての学校などにおけるクラス内コミュニケーション」が生けるのではないかとコメントしていた。

残念だったのはブログサービスのライバルとしてYahoo,gooの名前を出したものの、僕が使っているNiftyのココログの名前を口にしなかったことだ。ライブドアがYahooをライバル視しているのは周知の事実だが、口にものぼらないのは正直ショックだった。がんばれココログ!

せめてサーバの台数くらい言え!とか思ったのは僕だけだろうか?

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2005.05.17

[IT]カカクコム、不正アクセス事件について

リンク: ITmedia エンタープライズ:「最高レベルのセキュリティが破られた」――カカクコム、不正アクセス事件を説明.

「考えられる最高レベルのセキュリティ対策をしてきたつもりだった」――価格比較サイト大手「価格.com」のWebサイトが不正アクセスにより一時閉鎖に追い込まれた問題で、カカクコムの穐田誉輝社長は5月16日午後、「ユーザーやクライアントに申し訳ない」と謝罪した。60台以上のサーバで構成する同社システムをまるごと入れ替えてセキュリティ対策を強化し、1週間後をめどにサイトを再開する計画だ。同日、警視庁に被害届を提出し、受理された。

カカクコムが不正アクセスをされた。とりえる最大、最強のセキュリティを導入していただとうサイトへの侵入により、セキュリティに100%はないということを改めて認識させられた。

カカクコムの利用者や株主が今後評価することになろうが、現在までのカカクコムの対応は現時点でとりえる最良の方法を選択しているように思える。

リスクというものはどのサイト、会社もゼロにはできない。あらためて心に刻む必要があるだろう。海外では当たり前だが、日本では絶対安全神話、自分無関係説がいまだ信じてられていてびっくりする。

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2005.04.09

評価のループ

リンク: ブラザー社員のブログ brotherhood -  プレゼント抽選結果発表(2).

今回のキャンペーンでは今まで行ってきたユーザー訪問とは違い、お客様の使用目的も様々であることがうかがえます。またお客様の興味も様々で、お客様の生の利用シーンを知ることができて大変ありがたいです。

ブラザーのブログ、登場人物の増えてきてとっても面白くなってきましたね。たまにのぞくと新キャラがいるのでそのうち登場人物の整理のエントリがほしい。少年ジャンプの右側にあるような紹介がいいですね。

今回の新キャンペーン、新しい顧客のコミュニケーション方法の実践と見るべきだろう。

ブラザーのようなメーカーに限らず、顧客起点と歌っている企業ほどお客様の声を知らない。自分やそのまわりの経験を振り返っても、お客様のところにつれてゆかれるとあまりのおどろきに「目をまんまる」にする開発担当者が少なくない。その辺は○千万するCRMパッケージでは実現できない。

評価のループ、通常PDCAサイクルなどと呼ばれるもの。結局ブログはメーカーにとってそれをやる現状最も効果的なツールの1つだということが証明されましたね。

僕は○プソンのプリンタをつかっているので応募しなかった。次買うときまでブログが続いていたらブラザーのプリンタを検討しよう。

いやはや・・

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2005.04.01

[IT] SiebelのHosted Contact Center

米SiebelのCRM新版、ホスト型コンタクト・センターのオプション追加 - nikkeibp.jp - IT

Siebel Systemsは、オンデマンドで利用可能なホスト型CRM(顧客関係管理)サービスの新版「Siebel CRM OnDemand Release 7」を米国時間3月29日に発表した。新版は、同社が前年買収したIneto Services社のコールセンター・アプリケーションを追加した。

やはり来たか?というのが第一印象。Salesforceに続いてのリリースとなる。

この流れはCnetの渡辺氏のコラムなどで「ロングテール」と呼ばれているものにつながるのだろう。最初はそのつながりが理解できなかったが、梅田氏などいろんな方のブログを見ているうちに自分の中で咀嚼できてきた。

インターネットテクノロジーがもたらす、必然の流れであり、従来の顧客獲得プロセスにおけるコストを劇的に削減できるようになった。薄く広く利益を集めることもできる。

SFA、マーケティング、コンタクトセンタというこの流れは、次にHR(人事)、会計につながってゆくのだろう。特に会計においてはXRBLに関して実物が出てきていることから、今後の各ベンダの動きに注目したい。

Siebel CRM OnDemand Release 7は、米国でただちに利用可能。Siebel Contact OnDemandとバンドルした利用料金は、1ユーザーあたり月額150ドル。Industry Editionsも用意される。Siebel Contact OnDemandはスタンドアロンとしても提供される。

150ドルというこの価格付け、どうやって決めたのは興味深い。

またSalesforceに対してNetsuiteが仕掛けている価格競争の行方も面白い。実はこの2社機能面ので差別化はもうほぼできないので、最後はブランド力と体力勝負になりそうである。

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2005.03.27

H-Yamaguchi.net: 地下鉄でラジオが聞けたらいいのに

H-Yamaguchi.net: 地下鉄でラジオが聞けたらいいのに

実際に地下鉄でラジオを聞きたいという人がたくさんいなければ話にならない。まずはラジオのリスナーが増えないと。というわけで皆さん、ラジオを聞きましょう!

アメリカでラジオをネット経由で録音してiPodで聞くというポッドキャスティングがはやっている。毎朝車の中でラジオを聴きながら会社に行っているで、日本に帰ったあともなんとか続けられないかと調べたら、ポッドキャスティングを発見した。

ポッドキャスティング(Podcasting)とは
http://podcastnow.net/blog/archives/000001.html

もちろん日本の地下鉄にラジオ電波が届くのは大歓迎だが、いつでもどこでも、好きなときというスタイルを実現できるポッドキャスティングは、僕にはとても良い。

ライブドアが日本放送の経営参画を実施したら一番最初にやってほしい。

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2005.03.24

コンポジット・アプリケーションと第3世代ASP

「企業の“コンポジット・アプリケーション”を支援する」と米セールスフォース・ドットコム幹部 : IT Pro ニュース

ハリス氏によると、ASP型サービスには、三つの世代がある。顧客企業1社に一つのシステムを提供するのが第1世代。電気や水道と同様のユーティリティ・モデルで提供する共用型のサービスが第2世代。ユーティリティ・モデルでコンポジット・アプリケーションを実現できる同社のサービスは第3世代にあたる。このシステム構築の柔軟性が同社最大の武器で、約23万人のユーザー獲得につながっている。

少し前の記事だがIT PROからの引用。

第一世代のASPはすでに死に絶え、第2世代のASPだけが生き残っている。今後発展するであろう上記の記事のある第3世代のASPの売りは柔軟性だ。そしてその柔軟性はSOAによってもたらされると思う。

以前出席したSalesforce.comの自社カンファレンスでは自社のERPなどのアプリケーションやWebサイトの連動したマーケティングなど多くの企業が連携を模索していた。SOAを使ったアプリケーションの開発のためのセミナーなど座る席がないほど混雑していたのが記憶に新しい。

「まだ実施していないけど、いま企画中なんです」とランチで一緒になったカナダからきたあるユーザのIT担当者は言っていた。

日本における状況はどうなのだろうか?SOAによる連携を可能にしているASPはSalesforce.com以外ではまだあまり聞かない。携帯電話の連携も未だなされていない。

個人的な見解であるが、将来的にYahooやAmazon、eBayがコンシューマサイドで行っていることをエンタープライズの領域で行う、すなわちSalesforce.comがビジネスアプリケーションにおけるひとつのインフラになり、それと連携したり、利用したりする外部サービスの開発が盛んになる思う。

時間をみてSalesfoce.comに群がるコバンザメベンダを整理しても面白いかも・・

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2005.03.22

社内Blogの大きなメリット

ITmedia エンタープライズ:Google、「企業内Blog」に大きなメリットを実感

Googleがファイアウォールの内側にWebログシステムを実装したのはおよそ18カ月前のこと。同社はそれ以降、多大な恩恵を受けており、興味を持ったクライアントに対してはツールや専門知識を提供することも将来的には考えている。同社幹部はそう語った。

(中略)
 「導入以来、われわれはファイアウォールの内側でのさまざまなBlog利用方法を目にした。会議のメモをつけたり、分析情報を共有したり、コードの部品を共有したり、同時に個人的な利用法もあって、同僚に自分が考えていることを伝えたり、何をやっているかを教えたりする」とゴールドマン氏。「イントラネットと内部のドキュメントの基礎部分を増強していくのに、本当に役立つ」と同氏は説明する。

Googleなどの先進企業(新しいテクノロジーのほかの企業の先立って取り組む)が企業内Blogに成果を見出した意味は大きい。数年後のどこもかしこも社内Blogの状況が想像できる。

同記事の中でGoogleが今後、社内版のBlogで培ったノウハウを外販について、Googleの担当者は言及していないようだ。

個人的にはGoogleアプライアンスと同様Blogのアプライアンスを作成してほしい。もちろん検索を最適化するのは当然だ。

結局はITはある面、コミュニケーションツールでしかない。Blogが社内外を問わずそれを促進する効果があるのは間違いがない。提供される道具の品質はまったく同じ、あとはそれをどう上手に利用するかだ?Blogというツールがコモディティ化するのはたぶん一瞬(1~2年)だと思う。

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2005.03.17

会社公認社外ブログは社外よりも社内に効果あり

ブラザー社員のブログ brotherhood - 似顔絵作成方法

ビジネスライクな匂いがぷんぷんしないこと 人間味や温かみが感じられるものでありたいこと お客様と対話ができるようなものでありたいこと そしてその根本は僕らの企業理念である「At your side」に一歩でも近づけるものにしたいというものでした。

先日、トラックバックをいただいたブラザーのブログ。上記は似顔絵作成方法の紹介記事なのだが、実は彼らのブログのたぶん主旨そのものではなかろうかと思った。

なぜブラザーのブログが世間にうけいられるのか?松原氏の人徳と言ってしまえばそれまでだが、松原氏をはじめとプロジェクトメンバーが上記を本当に理解しているのだろう。

法人という言葉の表すとおり、企業も人であり、「人間味や温かみ」「対話」「理念」(ビジョン)がいかに大事がよくわかる。

それが社外以上に社内に大きな影響を及ぼしているのだろう。良いスパイラルになっていると想像できる。

いつか社内に提出した企画書を公開してほしい。たぶん多くの人が見たいと思っている。

今回の総合デザイン部Webグループの中田氏など記事の中でいろんな素敵な人が順番に紹介されていますね。もし自分だったらとってもうれしいです。そんなところもたぶん評価をあげている点です。

会社公認社外ブログは社外よりも社内に効果あり、ということだろう。違うかな・・

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新しいHosted アプリケーションの登場

Hosted CRM Model Makes Gains

Supply chain planning software developer JRG Inc. announced last week new hosted software for the consumer packaged goods industry, JRG On Demand Supply Chain Planning. JRG is also focusing more of its energy on its hosted services, officials said. Meanwhile, spend management software developer ePlus Inc.—after receiving a $37 million cash settlement from Ariba Inc. for patent infringement—is investing in its hosted capabilities and adding new functionality to its applications.

上記はeWeekの記事からの引用。

Hosted アプリケーションモデル(SaaS,ASPと考えてよい)がブレイクの兆しを見せている。Salesforce.comという成功例もあるが、それ以外のSCMや知財関係のアプリケーションまでHostedになるようだ。
上記の記事で紹介されているJRG IncePlus Inc、どちらも成功するとは限らないが、いままでにない新しいビジネスアプリケーションのHosted化として興味深い。

IBMはSaaSパートナー協議会という組織を立ち上げて、ISVと協力してオンデマンドモデルのサービスを増やそうしている。

日本においてもサイボウズがASP型の新しいサービス Seminar Streetを開始するなど「第2次ASPブーム」がきそうだ。

この分野、2005年は面白い年になるかも・・・

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2005.03.10

[IT]鳥と卵~顧客とパートナー~プラットフォームとアプリ~

メールマガジン・バックナンバーIBM、iSeriesアプリケーションのイノベーションに向けて最大のプログラム

Kingは「鳥と卵だ。顧客は自分たちが必要とするアプリケーションが揃っていなければそのプラットフォームに寄り付かない。ISVたちは収益と顧客のポテンシャルが無ければそのプラットフォームに寄り付かない。IBMは第一ステップを踏んだわけで、ISVたちに手を差し伸べて、ISVにアプリケーションの最新化に向かって投資する価値があるプラットフォームであることを解らせようとしている」と述べています。

上記は定期購読しているメールマガジンからの引用。

日本のメーカーがすでに撤退してオフコン(古い言い方)において唯一市場において存在感を示しているのがIBMのiSeries(AS400)だ。

僕がオフコンと書いたとおり、古めかしいイメージが付きまとっていたためか、xSeries(Windows, Linux)とpSeries(IBM独自unix)の狭間にあって、外部からするといまいち位置づけが不明確のように見える。今回のIBMが発表して10億ドルかけるiSeriesのマーケティングプログラムはそんなイメージを一新する狙いがあるのだろう。

iSeriesはIBMの機器の中ではパートナー経由の販売が一番多いハードウェアだ。そしてIBMがパートナー経由で勝負している市場こそSMB(中小企業マーケット)だ。

実際にiSeriesを基幹システムのプラットフォームとして使っている中小企業はとても多い。前述して古臭いイメージとは別に、利用者からは「名機」と評されている。

引用した文章のとおり、プラットフォームとアプリケーション、顧客とパートナー(ISV)は「鳥と卵」なのだ。すなわち、顧客、パートナーに成功がなければ、自らの成功はないのだ。

良き手本だなと思わずにはいられない。

関連記事
CNET Japan IBM、海外および中小規模企業向けの販売を強化

CNET Japan IBM、地域密着型パートナー向けのサービスプログラムを発表


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2005.03.05

標準構築力 要は意思力

なぜ日本は「標準」でリーダーシップを発揮できないのか : IT Pro 記者の眼

標準構築力を巡る諸問題はすべて意志の問題に帰着する。例えば日本勢は,国際的なコンソーシアムを利用することが大変下手である。IT産業でいえば,マイクロソフトやIBMなどは自社で開発した技術仕様をいったん標準化団体やコンソーシアムに提供し,それらを標準にした時に,間髪入れず自社製品を出す,といった実に巧妙な戦術を用いている。日本勢がコンソーシアムを苦手とする細かい理由はいくらでも列挙できるが結局は意志が弱いのである。

日経ビジネスの谷島記者の記事の引用。

国民性、文化が意思が弱い ということに通じているということだろう。
古くは中国、現在はアメリカから標準をいただいているのだ。

日本国内ならいざ知らず、世界で戦おうと考えたり、ネットによってますます国境や言語の壁がなくなっていることを考えるともう「変わらなきゃ」と思わずを得ない。

そんな意味ではシリコンバレーはもっとも大きなうちのひとつの「標準作成地帯」かもしれない。

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2005.02.28

アウトソーシングとインソーシング

崩壊するアウトソーシング : IT Pro ITレポート(動向/解説)

昨年9月15日、世界のIT業界に衝撃が走った。米銀2位のJPモルガン・チェースが、米IBMと結んでいた巨大アウトソーシング契約を解消するとのニュースが流れたからだ。2002年12月の契約締結時、IT業界の話題をさらった7年間50億ドル(5250億円)の超大型案件は、わずか1年9カ月で破談に至った。JPモルガンは今後、企画・開発から保守・運用に至る全IT業務を社内でまかなうインソーシング(自前主義)に完全回帰する。

「崩壊するアウトソーシング」とはショッキングなタイトルだが、個人的には当たり前のことがおきているとしか思えない。完全自前(インソーシング)と完全委託(アウトソーシング)の中間はないのか?と思わずケチをつけたくなる記事だが、「アウトソーシング万能」といっているベンダにとっては、大きな波の揺り返しの第1波かもしれない。

業績の回復に伴って、現場から新規のシステム化案件がどんどん出てくるのに、アウトソーシング先のベンダーはなかなか動いてくれない」といった愚痴ばかり。「アウトソーシング費用の内訳をいっさい知らされない現状では、ベンダーへの支払い額が妥当かどうか検証できない」、「最初はよくやってくれていたが、担当者が代わったら、契約を盾に融通をきかせてくれなくなった。アウトソーシング前よりサービスレベルは低下した」といった不満の声も数多い。そこにはアウトソーシング契約の締結当初に期待した“ばら色の未来”は存在しない。

いくつか象徴的な言葉をピックアップしてコメント。

●新規のシステム化案件がどんどん出てくるのに、アウトソーシング先のベンダーはなかなか動いてくれない

動きたくても動けないのだ。そもそも安定運用と新規案件といのはどうしても相反する利害を生む事象だ。ベンダ側の体制もさることながら、ユーザ側にもベンダを動かすテクニックが求められる。

●アウトソーシング費用の内訳をいっさい知らされない

知らせたくないベンダの事情がそこにはある。アウトソーシングは所詮、ハードソフトの内部調達と運用の効率化により利益を生み出す商売だ。手の内を知られること=ぎりぎりまでコスト削減を要求されることになる。

●ベンダーへの支払い額が妥当かどうか検証できない

これを言った担当や経営者の顔が見てみたい。ではどうして契約したのか?
支払い額が妥当でない契約を推進した本人と捺印者はどこにいったのか?サービスの規模が大きくなったり、複雑化することにより、「以前自社でかかっていたコストにくらべたら○%削減できる」という魔法の言葉がなくなるのだ。

●担当者が代わったら、契約を盾に融通をきかせてくれなくなった。

ベンダのエースは新規案件に優先にアサインされる。ユーザ側はセカンド、サードがきても大丈夫なように契約を考えておくべきだ。今後契約はよりユーザに不利になる傾向が続くだろう。

●アウトソーシング前よりサービスレベルは低下した

サービスレベルというと数値化された指標に基づいた判断と思われるが上記の場合大体が感覚。だからして、担当者の変更や、エンジニアの何気ない1つのメールでの回答が問題視されることも多い。
またベンダの営業と顧客の間でSLAという指標について具体的にやりとりされることは一部を除き、非常に少ない。

どちらにしても振り子は大きく戻りはじめるかも知れない。その戻りに対する準備をきちんとしたサービスプロバイダが生き残ると思う。

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2005.02.20

企業におけるBlogのあり方

最近仕事関係ネタの投稿が多い。今回もアメリカとはあまり関係がない。

ブラザー社員のブログ brotherhood -  ブログはじめました

どうもこんにちは。ブラザーに勤める松原です。

突然ですけど、ある日河原で考えたんです。

『最近企業の残念なニュースが多いなぁ』
         ↓
『企業への不信感が募ってるよ』
         ↓
『信頼される会社になるにはどうしたらいいんだろうか?』
         ↓
『誠実な会社であり続ける+ちょっとはお客様に開かれた会社があってもいいんじゃないの?』

とても気持ちのよいBlogです。

ブラザーでは社員による公認Blogをはじめたようだ。ご本人も「企画倒れ」に終わると思っていたBlogに対して何故企業の経営者がGoを出したのか興味深い。

「世の中に対して誠実であり続けるため」、たぶんすべての企業が求められていることだろう。株主、顧客、社員、そしてその家族などすべてに対してだ。

マイクロソフトの古川氏のBlogが昨年11月から休止している、再開を楽しみにしている人は多い。一方ライブドアの堀江社長、Niftyの古川社長のように顧客とも誠実なコミュニケーションを実現している例もある。
一方、アメリカではデルタ航空やGoogleの社員が会社の事を個人のBlogに記載したために解雇されている。

企業にとってBlogとはなんなのか?どう利用すべきなのか?
アメリカは個人がとても重視されるため、個人が自分の意見をきちんと言うということが日本よりははるかに認められている。

「一般社員が会社に変わって意見や思いを述べるなど僭越(せんえつ)だ!」という反応が一般の日本企業のあり方だ。「自由にものを言える会社」を標榜している会社は多いが、実際に言える会社はほとんどない。

大切なことは「スピード感」「開かれた空気」「誠意ある対応による納得の醸成」だと思う。

「お客様に対して誠実に、開かれた会社になる」ためのブラザー松原氏のBlogの行く末、楽しみに見守ってゆきたい。

※トラックバックは可能だけど、コメントはダメなようです。手をあげて意見を言える人は歓迎という意思表示ですね。

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2005.02.18

ビジネスに関する保険とベンチャー企業

昨日SVJENRTに参加した。当日シリコンバレーには大雨が降り、参加者の集まりが悪く少々遅れて始まった。場所はJETROのサンノゼ事務所。

テーマは「ビジネスに関する保険」である。今回は損保ジャパンアメリカ保険会社の方が講師として招かれていた。

「保険はリスクマネジメントの5つ手法の一つ」というくだりで始まった。

・リスク回避 リスク要因の完全排除
・リスクの保有 保険料を抑えるためにあえてリスクを保有する戦略
・リスクの移転 第3者へのリスクの移転
・ロスコントール 安全管理によるリスクの低減
・保険

企業保険の分野は大きく「賠償保険」「物保険」の二つ分かれる。
賠償保険の基本となるのは「一般賠償」(General Liability)である。その中には通常、製造物責任(Product Liability)と施設賠償(Premises Liability)が含まれる。昨今問題となるのは「賠償保険」の場合が多く、その説明に多くの時間が割かれた。

説明が続く中、焦れた参加者から質問がでた。

「僕の場合~」「私の場合~」という具合に生々しい問題ばかりだ。

あまりに具体的なため、講師も回答に困ることが多く、その場合他の参加者がまた実体験によるコメントを出すと言った具合に進んだ。結局、資料の半分にも行かないうちに質疑応答、ディスカッションになってしまった。

特徴的な起業家の発言をいくつかピックアップ。(※正確ではありません、主旨はあってると思います)

「資産や設備がないベンチャーにとって初期のころ最も気をつけなければいけないのが『不当解雇』の問題だ。どんなにきちんと面接して採用しても10人に3人はダメな奴がくる。モラルの低下を防ぐためにも解雇しなくてはいけない。」

「僕も3回訴えられています。1勝2敗です」

「あたしの会社の小さいので保険にはいれないの?どうしたらいいでしょうか?」

「30人くらいのソフトウェアの開発企業で保険はいくらくらいかかりますか?」
「・・・・」

「訴えてくる側は相手のポケット(財務状況)を見て金額を決めてくる。これくらいなら払ってくれるんじゃないの?という感じです。」

「ある人に役員になってもらおうとしたらD&O(役員賠償保険)に入ってないとダメだといわれた」

「保険は所詮は気休め、大切なことは(訴えられたときに)誠意を持って交渉することだ。たとえ自分が100%悪くないと思っていても、50%くらいは悪いと思って交渉する。」

アメリカは個人もそうだが、ビジネス保険を取り扱う会社の数や商品の数も多い。その中で自分のリスクを正確に分析し、適当な価格で商品を選ぶことはとても難しい。起業家にとって大きな障害の一つになっていると感じた。

「良いブローカーを探してください。」講師はそうコメントされた。アメリカでは日本と違って企業や個人が直接保険会社と交渉(保険商品の説明、設計)をすることはなく、ブローカー(代理店)を通して行われる。「良いブローカー」に出会うことが適正な保険を利用するための第一歩となる。

ただし、ブローカーに対しては「ブローカーもやはり保険会社側だ。我々の立場になって一緒に保険会社と交渉してくれることはない。事が起きると結局保険会社と直接交渉することになる。」と手厳しい意見も出た。


その後懇親会に移動。その際何人かの起業家の方とお話をすることができた。一番印象的だったMOTIONLAB Dr.Kanayama氏を簡単に紹介。

「今のロボットはみんな馬鹿なんです」

金山さんは現在お作りになっているMotionMind(ロボットのOS)について目を輝かせて説明してくれた。詳しいことは僕にはぜんぜん分からないのだが、ポイントは「超音波による空間認識」とおっしゃっていた。最初の具体的な成果がもうすぐできるそうだ。とても楽しみである。

RTはソフトウェア開発、人材派遣、英語の教材販売などジャンルは違ってもみんなこのアメリカで自分の力のみで勝負している強者(つわもの)の集まりだと感じた。「RTがSVJENのコアなんです」と世話役のBEANS International Corpの遠藤氏がおっしゃっていたが、それは日本人の起業家を支援するSVJENの活動の根幹に、ネットワークと実体験にも基づいた知恵と経験の共有があるからだろう。

僕は起業家ではないので、今回はオブザーバーで参加させてもらった。短い時間ではあったが、とても有意義であったと思う。

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2005.02.16

クールなプレゼンが僕にも作れるかもしれない

梅田氏のMy Life Between Silicon Valley and Japanで紹介されているDemo2005に参加してきた。
モバイル、セキュリティ、エンタープライズソフトウェアなど分野は幅広く、今年1年の間に現れてきたベンチャーの新しい技術、製品、サービスを知ることができた。

My Life Between Silicon Valley and Japan - Demo 2005に行けない人のためのBloggingDemo.com

Demo 2005という有名なコンファレンスがいま開かれています。 http://www.demo.com/demo2/ 昨日もある方とどうしても電話で話さなくてはいけなかったのですが、その方がこのカンファレンスに出ているので、カンファレンスの合間の時間を見つけての電話会議となりました。僕も一時期は毎年欠かさず高いカネを払って会場に足を運んでいましたが、今回はスケジュールがあわずに行けませんでした。しかし・・・・

個人的にはマルチメディアなクールなプレゼンを手軽に作れるサービス、ツール類に関心した。僕にも作れるかなという希望を持つことができた一方、ツールはよくなっても作るのは所詮素人だから、人間のセンスがついてゆくが心配になった。デザインにうるさい人たちからみたらパワーポイントの氾濫は腹立たしくもあり、チャンスでもあるようだ。

普段、日本の企業のホームページはとってもつまらないと思っている。高いデザイン料、技術者不足などが原因だろう。こういうサービスは是非日本でもやってほしい。経営者や社員で自分の会社のホームページをきちんと見たことがある人がどれだけいるのだろうか?

上記に関連した面白かった企業を2つ紹介。

個人評価 ☆☆☆☆☆
会社名 HOMESTEAD Technologies, Inc
サービス名 Quicksites

ホームページ
http://www.homestead.com/
サービス概要
http://www.homestead.com/~site/simple/gold.html

SMB向けのWEBのホスティングサービス。テンプレートから選んでページを簡単に作成できる。プロのデザイナーが作成したものと同品質のページを素人が簡単に作成、かつ安く維持することができる。ビジネスモデル自体は昔からあるのだがが、凄いの「完成度」。皆がとびつくビジネスモデルで徹底的に品質とコストを追求して成功した良い例だ。

ギターで歌いながらプレゼンも楽しかった。従来の醜いかつデザインや運用にお金がかかるホームページを皮肉りながら歌いながら製品説明した。こういうデモはアメリカ人は大好きだ。スタンディングオベーションで拍手喝采だった。すでに6000ユーザ(サイト)をホスティングしているそうだ。費用はGoldプランの場合、初期 245ドル 月額 19.99ドル。

梅田さんが紹介しているサイトにも掲載されています。
Watch the video of the most talked about presentation at DEMO: HOMESTEAD'S American Pie


個人評価 ☆☆☆☆☆
会社名:ImpactEngine.Inc
製品名:ImpactEngine

Flashを利用したクールなホームページやプレゼンテーションを手軽に作成できるサービス。あらかじめ用意されているテンプレート(映像、効果、音声など)を利用して、サーバで実行するためのフラッシュファイル(SWF)や単独で動作する実行形式のファイルのファイルを作成できる。

6分のデモの間にフラッシュファイルを作成してみせた。クールである。

事例
NTT Verio
http://www.impactengine.com/ex_NTTVerio.html
※VerioはNTT Communicationが買収した米国のホスティング会社

※他にもいくつか紹介したい企業もあるけど、今日は眠いのでこの辺で・・・

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2005.02.14

文化の違いによりビジネスを論じることの不毛さ

ソフトブレーンの宋会長のメールマガジンからの引用。国(中国と日本)の文化の違いによりビジネスを論じることの不毛さについて書かれている。

これはこのままアメリカと日本にも当てはまるなあと納得。
アメリカにすっかりそまった日本人や日本のやり方そのままの日本人をみて違和感を感じるのにも通じるかもしれない。

また「思いこみ」の解除はすごい難しい。思い込みがそのまま会社や組織の「パラダイム」につながっていることも多く、それを解除するのはとても大変だ。自分の文化、組織の枠と出るということはそれを比較的容易にするのだろう。

宋会長はなぜ日本にわざわざ商売するのか?素朴な疑問だ、いつかお会いして聞いてみたい。

メールマガジンのバックナンバーはこちら。
http://www.softbrain.co.jp/mail/back_number.html

最新号なので該当部分をそのまま引用させていただきました。
ソフトブレーンメールマガジン『効率化の最後の聖域へ』第16号より

「文化論の不毛」

1985年に日本に来た時、日本はカラオケ最盛期だった。マイクを握って自分の歌声に陶酔しているサラリーマンの姿をみて「歌手でもないのに恥ずかしくないか」と思った。周りの日本人に「中国にカラオケを持っていったら流行
るのでは」と聞かれたが、「中国では絶対流行らない」と思った。

5年後、久しぶりの帰省で田舎を訪ねてみると、農民達が安いカラオケセットを使って庭で熱唱する姿をみた。この時、文化の違いでビジネスを推測することを絶対にしないと心に誓った。しかし、最近、ローソンのおにぎりが上海で
売れていることを聞いて、やっぱり不思議に思った。

異国のマーケティングの際、あまり文化を意識しないほうが、かえってチャンスを捉えることができる。なぜならば、私の体験からも分かるように、文化というものはかなり思い込みによる部分があるからである。理解する人ほど、内
部に居る人ほど、その思い込みが激しいからである。

あぐらは日本的な座り方だと思う日本人が多いだろう。実はあぐらは「胡座」と書き、「胡人の座り方」を意味する。「胡人」の胡は「胡椒(こしょう)」、「胡瓜(きゅうり)」の胡と同じく、西域の国を指す。古代中国人が、絨毯の
上であぐらをかく西域の人の姿をみて、胡座と表現したのだと思う。

また、「日本は恥の文化」とよく聞かされるが、「夜這い」の風習を知った時、びっくりしたと同時に、昔の日本は開放的で羨ましいと思った。

恥の概念は、道徳基準によって変わるものである。「不貞」や「不倫」を恥じるようになったのは、きっと途中から道徳基準が変わったからだろう。

文化というと高尚に聞こえるが、かなりいい加減なところがある。ビジネスにおいては、「日本的」とか「中国的」とか「欧米的」ということは、かなり不毛な議論である。

ソビエト崩壊後、欧と米はかなり違ってきたし、中国やロシアでは、それまで全くなかったパターンが現れた。文化は相対的に安定するが、ビジネスは条件と環境によって激しく変化する。

よく考えてみると「営業は根性だ」、「営業は足で稼ぐ」といった営業文化を信じず、「科学的営業」「仕組みの営業」を提唱したのは、私の今のビジネスパターンである。日本の営業文化の外に居たからこそ、気付いたビジネスチャンスであった。

相手のことを真剣に考えるには、相手の習慣に従わない時も必要であろう。一時的に嫌われるかもしれないが、本音で相手を思う自信があれば、しばらくは我慢できるはず。

顧客のためなら「中国では・・・」の発想をしないことを自分に誓い、「日本では・・・」にも染まらないように自戒する、今日この頃である。


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2005.02.10

アメリカで道順を探す

Google Mapsを試しに使ってみた。いくつか読ませてもらっているブログで絶賛されていたためだ。
とってもよいです。

普段はYahoo Mapsを利用しているのですが、これは乗り換える価値があるサービスです。

アメリカでがんばりましょう では

地図はとても見易く、地図をマウスでドラッグすると動かせたり、ダブルクリックした場所が真ん中に移動するところなど、素晴しいインタフェースになっている。 Google がまたこういったサービスのレベルを上げてしまったようだ。

と述べられている。まったく同感。

アメリカでは、全ての道には名前がついていて、Street Number と呼ばれる番号が順番に振られているので、住所から比較的簡単に地図上で場所を見つけることができる。

とも述べられている。

ShinBLOGには

JavaScriptってこんな使い方もできるんですね。Directionsのところクリックすると前後のストリート名も表示してくれます。アメリカにいる間にこれがあったらよかったのに。。

一つだけ不満なのは、どうやら単純に最短距離をとっているらしく、実際にドライブする際にはありえない経路が表示されていたりします。しかし、そういう問題もすぐに解消されるんでしょうね。Google恐るべし、です。

と記述されています。この軽快さはJavaScriptのおかげのようです。
Gmailもそうだが、このGoogle Mapsもとっても動きが軽快なのがもっとも良いところだと思う。Yahoo Mapsも最高に便利だと思っていたが、このシステムにも改善領域ってあったのですね。

最初、アメリカに来たときに友人とビりーヤードに行こうということになって、ネットで住所などを調べた。上記Yahoo Mapsを使って道順を印刷しようとする僕を制止して、友人は「大丈夫、まかせて」と番地だけメモリ、出発した。

「アメリカでは番地さえわかれば、大体たどりつけるから」「へ~、そうなの」

たしかにアメリカでは日本よりはるかに道に迷う確立は低い。
実はこれは日本でも可能。ただしアメリカよりもはるかに難しい。学生時代に配達のバイトをやっていたとき、身に着けた技だ。

日本の番地にもつけるそれなりのルールというものがあり、住所さえ分かれば、人に聞かずともたどりつくことができる。しかし、川崎市中原区中原xxxx番地 などという住所は曲者だ。番地が飛び地になっている可能性もあり、番号が近いからと言ってその場所が近くにあるとはかぎらない。1~2km先であることもよくある。

上記の話には落ちがあり、「まかせて」といった友人は散々探しまくったあげく、目的地は見つからず、偶然見つけたゲームセンター上で遊んで帰ってきた。本人はぜんぜん気にしていないのは、ここがアメリカだからだろう。

Yahooの追撃も楽しみですね。

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HPのフィオリーナ氏が辞任

MercuryNews.com | 02/09/2005 | Shakeup won't change HP's course

In a statement, Fiorina said that she and the board disagreed about HP's strategy.

米HPの会長兼CEOのフィオリーナ氏が突然辞任した。
戦略に対する役員会との見解の違いにより、役員会から辞任を突きつけられたようだ。

突然のニュースにびっくりです。
僕がアメリカにきて、初めて間近に見た企業の経営者が彼女でした。「こんな小さな女性が、HPを変えたのか?」と彼女のオーラに圧倒されたのを覚えています。

先日のCESでも元気に講演していたのになあ・・

どんな見解の違いだったのか?次のCEOは誰なのか?などは今後の報道で明らかになるでしょう。

個人的にはとっても好きな経営者だったので、本当に残念です。

●ITPRO 米HP会長兼CEOのフィオリーナ氏が辞任
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/358884

●http://web.mit.edu/newsoffice/tt/2000/jun07/fiorina.jpgより

2/10/05 追記
IDCが今回の辞任に関してレポートを発行しています。下記は日本語版。
http://www.idcjapan.co.jp/data/Insight/J5990102.pdf

地元の新聞Mercury Newsより
MercuryNews.com | 02/10/2005 | A clash of cultures

``She never became a citizen of the valley,'' said Paul Saffo, a director at the Institute of the Future in Menlo Park. ``She was an expat living abroad.''

シリコンバレーの企業には彼女は受け入れられなかったのでしょうか?
「変化」を正しいと思う彼女と、古き良き「HP WAY」は所詮相容れなかったのかもしれません。

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2005.01.26

カリフォルニアの公園にWiFiのアクセスがやってくる

California to install Wi-Fi access in state parks - Computerworld

California State Parks officials said today that San Antonio-based SBC Communications Inc. plans to install Wi-Fi links in 85 state parks over the next six months. Increasing numbers of laptop computers and handheld devices can connect to the Internet via Wi-Fi signals.

カリフォルニア州が管理する公園にSBCが無線のインターネットをいれることを計画しているようです。この先18ヶ月の間に、85の州の公園に導入されるようです。SBCのユーザでない場合、1日に$7.95を払うことが必要になるようだ。

WiFiに対応するPDAや携帯電話を持っている人にとってはかなり便利かも・・・公園がオンラインになることによる別の企画も生まれそう。

もうすぐ公園でパソコンを開くという光景も当たり前になるのだろうか?

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2005.01.09

CESでみつけたおもしろいもの4 Slingbox personal broadcaster

自分で見たわけではないのだが、記事を読む限りおもしろいので・・

slingbroadcaster
会社名:Sling Media
製品名:Slingbox personal broadcaster
サイト:http://www.slingmedia.com/
価格:$199~
販売開始:2005年中旬

ハイスピードのインターネット接続があれば、世界中どこからでもパソコンやPDAでテレビを見れるようにする代物。
自宅に設置するSlingbox personal broadcasterがインターネット経由でテレビ画像をブロードキャストする。月額の利用料がいらないところが良い。

この製品注目度はとっても高いようです。Googleで検索したら、紹介記事を多数発見することができました。

これがあれば僕も普段見逃していたスポーツや大河ドラマを出張先から見れるようになります。うれしい!
日本にパソコンを設置して、日本の番組を見ている人も、これがあれば、もっと便利になります。録画ネットなどの対応に注目です。

SlingBox Personal Broadcaster - Engadget -
http://www.engadget.com/entry/1253827625182461/

Slingbox takes TV anywhere The Hollywood Reporter.com
http://www.hollywoodreporter.com/thr/television/brief_display.jsp?vnu_content_id=1000747406

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CESでみつけたおもしろいところ

CES2006今回はものではなく、場所。
来年度CESは同じ日程(1/5-8)で同じ場所(ラスベガス)で行われる。年々規模が大きくなっている、そしてその傾向は来年も変わらない。2009年までも開催はすでに決定しているようだ。

僕が見たのは来年度の出展者のための登録のための場所。もういまから予約しておこないとセントラルホールなど良い場所は確保できないのだ。来年は別会場になる展示がもっと増えるかもしれない。

場所は抽選で確保されたようだ。韓国勢の驀進はとまらないかも・・スペースでけー。
来年出展しようと考えている企業はもう間に合わないかもしれない。

問題になるといやなので写真は低解像度で・・

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CESで見つけたおもしろいもの3 CEIVA DIGITAL PHOTO RECEIVER

digital_photo_receiver1

会社名:CEIVA
製品名:CEIVA Digital Photo Receiver
サイト:http://www.ceiva.com/
料金:$99.95/年 $8.33/月

概要
パソコンを持たない、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんにデジカメで取った写真を簡単に送れたらいいのに・・

上記をまさに簡単に実現するサービス。CEIVA Digital Photo Receiverは一見普通の「写真立て」だ。パソコンやデジタルカメラから、祖父母の家庭にある、「写真立て」(上記の写真参照)に写真を送ることができる。祖父母の家庭にある「写真立て」(CEIVA Digital Photo Receiver 上記の写真参照)は電話線経由でCEIVAのサイトに写真をリアルリアルタイムに更新することができる。これにより祖父母は孫のイベントの写真をリアルタイムに見ることができる。

まさに今回のCESのテーマの基調のひとつ「シンプルを地でゆくサービス」だ。

digital_photo_receiver2

祖父母側での設定も簡単で、電話線と電源を裏に差し込むだけだ。

他にもキャプションを入れたり、ある程度の写真の加工ができる。サイト側に保存できる写真は約2000枚。天気やニュースのサイトの情報も表示できる。すげーーー。

日本でも妻や僕の実家用に使えないかな?
マジで素敵なサービスです、将来的には動画などにも拡張されそうだ。

考えてみると企業において、各事業所の受けつけや、掲示板の代わりにも使えそうだ。その手の表示の裏に1台づつパソコンを設置したのが、馬鹿らしくなってくる。イーサネットやWiFi対応の製品がでるのが待ち遠しい。

日本でもどなたかサービスを開始してください。

※写真はいずれもCEIVAのサイトより借用しています。

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2005.01.08

CESで見つけたおもしろいもの2 Powergrid Fitness

powergrid
製品名:Powergrid Fitness
会社名:Powergrid Fitness Inc.
Webサイト:http://www.powergridfitness.com/
価格:Sport $799 Pro $1199 ※値段の違いは保障の期間やスペース、一部の機能

概要
ブースに最初行ったとき、なんじゃこれフィットネスクラブか?という印象を受けた。たくましいエアロビのインストラクターのような人たちがたくさんいたからだ。
ゲームをしながら体を鍛えよう」というのが、コンセプトと説明してくれた兄さんは言っていた。

実際に車のゲームをやらせてもらった。写真のようにコントローラを前にもって、バーを押すかたちで操作する。スピードをあげるのにも、コーナーを曲がるのにも力がいるので、結構難しい。やりこめばうまくなる気はするが・・

プレステ、ゲームキューブ、Xboxなどいろんなゲーム機に対応していし、できるソフトもそれなりにあるようである。

Webサイトでは動画もみれる。

この製品もCES Innovations 2005 Awards Honoreesにも選ばれています。

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CESで見つけたおもしろいもの keyboardorganizer

innovations2k5CES(アメリカ ラスベガス)にて面白いものを発見した。

名称:Keyboardorganizer
http;//www.keyboardorganizer.com
概要:一見普通のキーボード、しかしが、ぱかっと蓋をあけるとペン、CD-ROM、クリップなどが収納さているストレージが現れる。机の中みたいだ。
価格:PS2キーボード $19.95 USBキーボード 24.95

CES Innovations 2005 Awards Honoreesにも選ばれています。

keyboardorganizer1

↓蓋をあけると・・

keyboardorganizer2

こうなるわけだ。

誰もが思いつきそうで、誰もが思いつかなくて、誰もが実行しなかったアイデアとはこのことかも。僕のようによくペンを探す人にはよい。ペンケースには入れない人はこれにも入れないかもしれないが・・
日本にもすでに代理店があって販売しているそうです。

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2005.01.07

2005 International CES ビルゲイツのKeynoteについて

ラスベガスで行われている2005 International CESに参加している。昨日、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏のKeynoteを聞くことができた。2時間前に会場にいったのだが、結局会場にはいれず、別室に映像で見ることになってしまった。

「ビル・ゲイツはアメリカで愛されている」と感じた、とくに2時間以上ならんで聞こうという人たちだから、よく聞くマイクロソフトの悪口がまわりからは一切聞こえない。愛するソフトウェアのギークが次はどんな楽しいことを言ってくれるかという感じである。

初めてビル・ゲイツの講演をリアルタイムで聴けるとあって、期待して行ったのだが、正直消化不良である。可もなく、不可もなくといったところ。その理由はITMediaの記事「着々と進むマイクロソフトの家電戦略、しかし日本市場との乖離も」にあるように、ビルゲイツ氏の独演会ではなかったこと、内容に新しいビジョンなどの驚きがなかったこと、デモの一部が失敗するなど不幸な事故が起こったことなどが上げられる。

もっとも僕が感じたことは「もうビル・ゲイツは次世代の新しいリーダーではないんだなあ」ということである。人間が時代を引っ張ってゆけるのは一時代(英語でいうDecade)だと感じてしまったからだ。これからもビル・ゲイツはマイクロソフトのリーダーであり続けるだろうが、次世代のリーダーではありえない、後見者なのだろう。

上記記事にあるコナン・オブライエン氏は最高だった。少々聞き取れない分があったが、主役のビルをすっかり食っていた感がある。今度彼のテレビをチェックしようと思う。

上記ITmediaの記事では日本市場とマイクロソフトの戦略の乖離が指摘されているが、そもそのコンシューマエレクトロニクス市場においてマイクロソフトがどれだけ日本市場に重きを置いているか?という点を忘れてはいけないだろう。そのあたりは古川享氏などのコメントを待ちたい。

日本においてホームエンターテイメントという考え方がどれだけ普及するかも重要。とにかく家がでかいのでこちらはホームエンターテイメントを実施できるスペースを持つ人の層がかなり広い(予想)ことも忘れてはいけないと思う。

Cnetの記事でも、退屈だったと酷評されてますね。

The big Bill bore Thank goodness Engadget had the patience to recap the entire Bill Gates keynote last night, because that thing was, to say the least, really shockingly boring. Even the formidably funny presence of Conan O'Brien couldn't save the show, although he gave a valiant effort (quick question: his being there was sort of, uh, weird, and do y'all think there's any chance it means Microsoft is going to, like, buy NBC? Or is it just a big, weird, sad sort of sellout thing?). The biggest problem, really, was that poor Bill just doesn't have a compelling story to tell. Well, actually, the biggest problem was the hilariously bad technical glitches. They couldn't keep a video on the big screen for more than a few seconds--especially annoying for me, sitting way in the back, with my view of Bill 100 percent blocked by a big video camera (I could see Conan, though, so that worked out fine). A planned slide show of wacky Photoshop adventures with Conan and Bill failed not once, but twice, but was luckily funny enough to recover nicely.

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2005.01.03

ソーシャルネットワークtribe.netに参加した

tribeアメリカのソーシャルネットワークtribe.netに参加した。

仕事がら言葉だけは知っていたが、アメリカには紹介してくれるような友人もおらず、表面的な知識で終わっていた。ソーシャルネットワークという言葉を本当に言葉だけ知っている日本の同僚から「参加してないの?」と揶揄されることもあったが、参加している同僚がアメリカにおり、紹介してもらった。

インターネットを匿名のコミュニティから実名コミュニティにしたのがソーシャルネットワークサービスだ。インプレスの記事「ソーシャルネットワークってなんだ?」より よりソーシャルネットワークの定義を抜粋する。

ソーシャルネットワークとは、「社交的なネットワーク」と表現しても差しつかえないでしょう。ソーシャルネットワークというコミュニティサービスでは、「社交的」という言葉が意味する、人と人とのつながりがサービスの鍵となっています。  ソーシャルネットワークサービスでは、アカウントによりサービスの参加者を管理しています。その際、名前や職業、趣味などのプロフィールを登録し、自分がどのような人物なのかを公開することによって、信頼をもった交流を始めることができます。実際、本名を公開しているユーザーも多く、本名から数年来会っていない同級生を発見するなど、思いもよらない出会いに遭遇することもあります。

数年来会っていない同級生などいるはずもないので、見つけようがないが、1月末に家族で行くスキー場を探していたのだが、質問して3日もたたない間に、見ず知らずのMattさん(たぶん実名)から、家から3時間程度のよいスキー場を紹介してもらった。

Matt氏の情報の信憑性についてはソーシャルネットワークtribe.net中で調べることができる。早速お勧めのWebサイトをチェックし、スキー場とホテルのめぼし、ドライビングディレクションを手に入れた。

まだまだ分からないことが多いが順次試してみたい。

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E-mailは遺産か?個人情報か?

ミシガン州のある男性が、イラクで亡くなった自分の息子のメールアカウントにアクセスを要求してYahooともめているようだ。

Family's Quest For Dead Soldier's E-Mail Spurs Digital Inheritance Discussion

This week, a Michigan man publicized his struggle to access the Yahoo e-mail account belonging to his son, Marine Lance Cpl. Justin M. Ellsworth, 20, who was killed Nov. 13 in Iraq. Though Yahoo's policies state that accounts "terminate upon your death," John Ellsworth said his son would have wanted to give him access.

父は「his son would have wanted to give him access.」と亡くなった息子さんが彼がメールにアクセスすることを望んでいると言っている。一方Yahooは個人情報に関するもので実の父といえども、それはできないと拒否しているようだ。

とても難しい問題だと思う。自分が父の立場だとしたら、同様のことをしたかもしれないし、息子さんの立場であれば、家族にすら知られたくない秘密がメールを見られることで分かってしまうかもしれない。

戦争に行く場合、「いつでも死ねることができるように」自分を処しておくという昔の武士道みたいなことが求められるのかもしれない。家族にも当然その覚悟が必要とされるのだろう。

アメリカは日々の暮らしはとても戦争をしている国とは思えない。少なくとも僕のまわりはそう見える。同じ国に住んでいる20歳の若者が戦争に行き、そして亡くなっていることは僕にとってかなりショックだった。

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2004.12.10

経営とIT

トップがダメだと動かないコンピュータが生まれるのか : IT Pro 記者の眼より

偶然だが,記者の知人からも,「最近の動かないコンピュータはシステム開発の問題ばかりに焦点を絞り込みすぎではないか。システムが成功しない理由はほかにもある。多額の費用をかけてシステムを開発している以上,経営との関連を無視して考えるのはおかしい」という指摘を受けた。

IT Proの記事の引用。
いまさらのように「経営とITの乖離、ガバナンスの欠如」の問題が取り上げられている。

正直いまさらこんなことしていて大丈夫か?という気持ちにさせられる。一番大事な戦略、定期的な経営の視点でもメジャー(測定)なくしてITが本当に意味ある稼動をするわけがない。

システム部門(現場)のせいにして、関係ないと思い込んでいるITリテラシーの低い経営者がどれだけいるのだろう。

まさしく Does It matter? だ。

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IBMのパソコン事業売却に関して

e-Tetsu Blog IBMのPC事業売却も真似されるか
より

PCの生みの親はAppleであるが、そのインターフェースをオープンにしてIBM互換機と言われる低価格PCを実現したのはIBMの貢献によるものである。これによって、PCはCompaqを始め多くのベンダーが参入する領域となり、一気にコモディティ化が進んだ。その結果IBMは仕様策定の主導権を失い、コントロールを取り戻すべくPS2という独自仕様へ回帰した。

<中略>

コモディティ化した領域から脱却し、高付加価値サービスへと移行するのは、IBMのこれまでの戦略に一致する。しかし、PCのマーケットはIBMがその成長に大きく寄与してきただけに、その売却には抵抗感も強かっただろうと推察する。

IBMのパソコン事業決定は業界に大きなショックと同時、「当然」という反応をもたらした。「IBM、やるな!」という感覚を同業他社の多くが持っているのではないだろうか?

AT互換機とパソコンが呼ばれたことを思い出す。日本のメーカーは当時独自路線のパソコンを販売していたが、一転アーキテクチャ(AT)互換機として販売を始めたのだ。当時「AT互換ってなんだ?なんでそんなことすんの?」と思っていたが、現在考えると技術がたどる必然の流れだ。

IBMすごいのは「意思決定」できることだ。日本のメーカーにこれほど大きな意思決定が現在できるだろうか?IBMの中には意思決定のフレームワークがきちんとできているに違いない。

Thinkpadがなくなるかと言えばそうでもないのでは?IBMはたぶん同ブランドの販売を他メーカーから仕入れるという形で続けるだろう。パソコンからサーバからメインフレームまですべて提供できることはIBMについて「高付加価値」とならんで大事な「フルラインナップ」というブランドだからだ。

もう米国ではHPやDELLの動きが話題になってますね。Dellは独自路線を貫くようですし、HPのフィオリーナ会長兼CEOがどうコメントするか、楽しみですね。

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2004.12.07

日本発世界へ:サイボウズ

ヘッドライン :ITビジネス&ニュース:サイボウズ、アジア・欧州8カ国語のソフト販売

 ソフト開発・販売のサイボウズはアジアと欧州向けのソフト販売を強化する。第一弾として、同社のグループウエアソフトを新たにドイツ語、フランス語、中国語、タイ語などアジア、欧州の8カ国語に対応させ、来年1月に発売する。日本偏重の収益構造から脱却する狙いで、5年以内に海外市場の売り上げを日本市場と同額にまで引き上げることを目指す。

ついにと言うべきか、サイボウズが本格的な海外市場展開をはじめた。
同社のパッケージソフトウェア開発に関する考え方、市場展開方法などやインターネットベンチャの取りうる戦略の中でも最高の中とひとつだろう。

日本発パッケージがアジアや欧州中心といえども海外でどれくらい通用するのか、ガルーンなどの大規模エンタープライズ向け商品の動向とあわせて興味深い。

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Social Geekについて

最近Social Geekやらアルファギークやらちょっとした「ギーク」ブームである。

Social Geekという言葉はシックスアパート社平田氏のBlogで発見。

マーケターになってしまいました... [dh's memoranda]

自分のやっていることについて、様々な視点から、だれにもわかりやすい説明をきちんとできる、自己満足でおわらない社会性のある geek でした。説得力もあって、ビジネスに結びつけるだけの力を持っている人にも、幾人も出会いました。

ギークに限らず実は人間にとってとても重要なスキルだ。「人間は社会性のある生き物だ」という言葉を思い出さずにはいられない。地域社会や家族は崩壊し、コミュニティがなくなっている中、インターネットは新しいコミュニティのあり方を見せ始めている。Blogしかり、ソーシャルネットワークサービスしかりだ。

いわゆる「おたく」と「ソーシャルまたはアルファギーク」の違いこそ社会性だと思う。技術がどんなに進歩しても人間は人の中で生きてゆく、映画マトリックスのような世界になってしまったら分からないが、どんな人間も一人では生きてゆきないと思う。
もちろん「ソーシャルまたはアルファギーク」には凡人には持ち得ない才能があるのはもちろんである。

ホームページ→掲示板→Blog→ソーシャルネットワーク というコミュニケーションの流れの中には「匿名から実名へ」という意味があると思う。それはつまり、インターネット上のコミュニケーションがリアルな世界により近づいてきたことだ。

Blogという怒涛のテキストコンテンツの登場がインターネットおよびリアルな世界にどういう影響を与えるかとても興味深い。

社会性のある(多分・・)凡人である僕は、山を高くするのは彼らにまかせて、裾野を大きくすることをしたいと思う。

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2004.11.28

のんびりThanksgiving

我が家にとって初めてのThanksgiving、11/25-28間で土日を含めて4連休だ。

普通のアメリカの家庭はどこか親族が一箇所にあるまり、ターキーを食べて談笑するのが慣わしだそうだ。どこか温泉にでも行こうか?という案もあったが、忙しさのあまり、予約ができず、結局泊まりのイベントはなし。

112504-1.jpg
近所の公園に自転車で出発。自転車は次男の誕生日(11月)に新調。

112504-2.jpg
最近完成したクライミングエリア けっこう本格的です。頭出しているのが長男。

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次男のお気に入りはブランコ。自分で漕げず、「こいで!こいで!」といつも大騒ぎ。

この公園のブランコは乗るところがゴムになっている。またどこの公園もしたは木のチップが敷き詰めてある。
衝撃を吸収してくれるのはよいが、風の強い日は結構つらい。

長男は昨日からパソコンゲームにはまっている。
今やっているのはディズニーチャンネルで発見したPowerRanger DinoThunder(アメリカのアバレンジャー)のゲーム

112704.jpg
真剣です!


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2004.11.23

グローバリゼーションに対する考察

サービスビジネスをテーマにして海外来てから「グローバリゼーション」という言葉を意識するようになった。中国語では「全球化」というらしい。うまい漢字をあてるなと思うが、日本人はうまく日本語にすることができず、カタカナという便利な日本語で概念はともかく、言葉だけは輸入した。

最近アメリカのテレビで日本語番組の合間にやっているJALの宣伝で、日本の友達と電話で話す女性が、日本にいる友人から「カタカナ多いよ!」と指摘されているのを見た。JALはそれを「この間日本に帰ったのはいつですか?そろそろ日本へ!」と続けている。

アメリカのいる日本人はどうしても言葉の中に英語が混じることが多くなってゆく。日本語の中にうまく、表現がみつからなかったり、本人が日本語を思いつかないことが増えるためだ。英語を英語として理解するのが進行すると仕方がないと思う。それが進行すると日本語を話すアメリカ人ができあがる。人によっては日本人のそれと、アメリカ人のそれをうまく使い分けている人もいるが、仕事が全部英語で、友人はほとんどアメリカ人ですという人には、言葉は日本語だが、もうすでに日本人の感覚は僕からは感じられない。

この話はいろんな方向へと展開できるが、話をグローバリゼーションに戻す。

僕が最近気づいたのは日本語の「グローバリゼーション」と英語のGlobalizationは別物だということ。多くの日本人が使っているグローバリゼーションとは実は「アメリカの真似をしよう」ということだ。

「これからはうちの会社もグローバルじゃないといけないな。」「お前もグローバルだな。」(実は意味不明?)海外駐在員になると決まったとき、多くの先輩が僕に言ってくれたことだ。アメリカにきて気づいたことは「アメリカンスタンダード」は決して「グローバル」ではないということ。それを自分の体験として気づいたことは大切なことだと思う。

インターネットやサービスビジネスの発展にアメリカが大きく貢献したのは間違いがない。それは人々の暮らし、特にコミュニケーションのやり方を大きく変え、それによりビジネスのやり方、あり方も大きく変わった。でも本当の意味でインターネットやサービスビジネスがグローバルになるときなにが起こるか?

僕は「混ざる」ということだと思う。

日産自動車のCEO カルロス・ゴーン氏はグローバリゼーションの問題について、「このくにの行方」という本の中でインタビュアーの筑紫哲也氏に対して「私個人としはグローバリゼーションがアメリカないしアングロ・サクソン・システムの方向に向かったゆくとは思いません。たしかにはじめはそうでした。しかし、今後は少しづつ、さまざまな国の文化を取り入れ豊かかなものになってゆくと思います。」と述べている。

混ざりながらの自分の文化、アイデンティティを主張する。これがGlobalizationの真の姿だと思う。

そういう意味では前述した「日本語を話すアメリカ人」は混ざるの典型。ただし人によって日本人のよいところを捨て去っている人もいるので要注意だ。こういう人には日本人特有のシンパシィ(いわゆる甘え)が通用しない。

またメディアやインターネットなどによって情報の伝達スピードがあがり過ぎて、その混ざり具合に人間がついていけないことも問題だと思う。従来は情報の咀嚼ということが多くの人によって行われ、無理ないかたちで「混ざり」が行われていたと思う。

僕のような海外駐在員の役割こそ「咀嚼」だと思う。自分自身はまだまだ混ざってはいないが、最近ではあるがままを受け入れることはできるようになったと思う。

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2004.11.18

JPTAセミナー:ブログの魅力と可能性に参加した

本日、JPTAが主催するセミナー:ブログの魅力と可能性に参加してきた。メインのスピーカー3人もすごいが、参加者もすごい顔ぶれだった。
自分で自分のBlog(アメリカ見たまま)について紹介させられる一幕もあり、恐れ多いことだった。

講師は、平田大治氏(Sixapart社)、村山尚武氏、渡辺千賀氏の3名。平田氏とはネットで使って画像をiChatで、音声を電話を使って進められた。

内容の濃いセミナーであった。また講師の村山氏、渡辺氏との会話する機会を得ることができて有意義だった。

いくつか関心した件(くだり)を記述する。

●BLOGの将来についての平田氏の言葉
・確実のPersonal Publishing、Comunicationを変える。そしてそこにはお金をもうけるチャンス(ビジネス)がある。
・企業の市場とのコミュニケーションの仕方も変えている。それを脅威に思うか、チャンスにしていかせるかが問題。

新しい時代を作っている人の言葉の意味は大きい。

Blogは今大きなブームとなろうとしているのは間違いない。インターネットやiモードの初期のころとよく似ている。そして一度大きな反動があるだろう。だが僕のそんなちっぽけ心配をふっとばす説得力があった。参加者からTypepadのログについての不具合を指摘されると素直に謝罪され、修正を約束されていたエンジニアとしての素直な面も心地良かった。

●面白いBlogについて紹介してくださいという質問に対する渡辺氏の答え

・あまり(他人のBlogは)読みません。Fact(事実)にしか興味がないので、Comment(誰かの意見)には興味がないのです。

すごい。
こうなりたいが、なかなかこうはなれない。特に日本の企業にいると他人の意見の最大公約数をとるのが普通だ。コンサルタントならではだろう。
ただし、Comment(他人の意見)によって気づかされることが多い。自分で体験したことが以外、どんな事実(文章も映像も、Blogも)も誰かしらの意思を反映している。人間は事実だけでも生きられないとも思った。もちろん渡辺さんが他人の意見に耳を貸さないというわけでない。

●村山氏の「電波文系」ぶり

130近いBlogを日々チェックしているそうだ。チェックする方法(Bloglines)までご披露されていた。
CNET Japanの梅田氏のBlogにゲストブロガーとして登場されたときは堅い文章を書かれていたが、ご自身のBlogではのびのび自由に書かれているなあという印象を持っていたが、本人にお会いして納得。Blogのままの人であった。

僕もまぎれもなく「電波文系」なので、Blogに対する姿勢や活用方法には共通点があった。

企業内Blog、KMとしてのBlog、ナローキャスティングツールとしてのBlogなど他にも取り上げたいトピックはあるが、それは明日以降で・・。ありがたいお話のお礼もこめてこのセミナー関係の記述があるお二方のBlogにトラックバックします。

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2004.11.15

田舎のアウトソーサー?

Outsourcing to Arkansas | News.blog | CNET News.com

A new kid on the block promises to give offshore outsourcing a run for its money--by routing technology work to rural America. Rural Sourcing is a start-up founded and largely funded by Kathy White, former chief information officer for health care giant Cardinal Health. White, also Rural Sourcing's president, has set up two facilities in Arkansas, has another center coming on line in New Mexico in January, and is in talks to open yet another facility in North Carolina.

Rural Outsoucing 直訳するれば「田舎のアウトソーシング」だろうか?上記記事は村山尚武氏のBlogで発見した。

アーカンソー州などアメリカの「地方」にシステム開発やら保守のアウトソーシング会社を立ち上げた、というお話。シリコンバレーなど大都市圏で行うよりも低コストでサービスが提供できる、というのはともかく、インドへのアウトソーシングと比べても時差やらコミュニケーションにより生じる「見えない」コストが削減されるのでトータルコストはほぼ同様(どう計算したんだ?)だそうである。また、地元の大学と提携して人材育成につとめる、とのこと。

海外へのアウトソーシングに対する反動、そしてこうした「地方」をアメリカの原点と考える文化的背景などを考慮すると、けっこういけるんではないだろうか、この会社。

村山氏は上記のようにコメントされている。
実際にRural Sourcing社のホームページを見たが情報が少なく、判断が難しい。

日本でも東京にたいしてオフショア(中国)ではなく、二アショア(北海道)を考えている知人もいるので、アイデアは否定できない。問題は5割以下とされるオフショア先に対してどれだけコスト以外のバリュー(価値)を見せることができるかだろう。エンジニアで地元で働きたいと思っている人間は多く、WebEXなどの新しいコミュニケーションシステムを駆使する田舎のアウトソーサーがでてきても不思議ではない。

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2004.11.12

日本独自の問題

日本の情報サービス業にいると、しばしば「日本は独自」だからという問題にぶつかる。現在アメリカに住んで、日本のためのR&Dをしているとその問題の大きさから逃げられなくなる。

e-Tetsu Blogでも下記のようにその問題がとりあげられていた。

日本独自の課題 上記のような問題が日本において顕著である原因を本書はいくつか指摘している。

①日本発のオペレーティング・システム(OS)がない
②非効率な外注化
③下請け・孫受け構造
④プロジェクト・マネージメントの問題

日本独自の問題ってなんだろう?本当にあるのか?と最近思う。たしかにソフトはすべて外国産のものを使っているという点はそうだが、それは日本だけの問題ではないだろう。中国や朝鮮など他のアジアの国々との問題はなんだろう。

プロマネの問題や下請けの問題も本当に日本だけだろうか?

最近この点について思っていること。
1.日本は結局悪く言うと「井の中の蛙」である。特に情報サービスで世界で勝負しているのは少数派。
2.根本的に日本における組織のあり方に問題がある。そしてそれは風土、文化、歴史に起因する。

「組織」という効率化を追求するためにできた仕組みを日本ほど使いこなせない人たちはいないように思う。
日本発のOS、日本発のエンタープライズパッケージを生み出して、世界で勝負したいなんて思うのは、無理な相談なのだろうか?

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アメリカのIT関係者のサラリーの調査結果

InfomationWeekにIT関係者のサラリーの調査結果 2004 InformationWeek IT Salary Adviser が表示されていた。
これをみてにんまりしている人と怒っている人がいると思うと少しおかしい。
よくアメリカ人っていくらくらいもらっているの?と聞かれるので忘れずアップしておく。

datacener_managment_manager_usa.gif

datacener_managment_manager_ca.gif

データセンタの管理者のサラリー、カリフォルニアが全米平均より安いのは意外。

applecation_development_staff_ca.gif

applecation_development_manager_ca.gif

アプリケーション開発者のサラリー。マネージャーとスタッフの違いは20000ドル程度。
意外にもらっているなあというのが感想。

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2004.11.11

日産のオフショア検討のニュース

Nissan said to be in outsourcing talks with Infosys

Nissan Motor Corp is rumored to be on the verge of signing an IT outsourcing deal with India's Infosys, after it was revealed that the automobile manufacturer's CEO and president Carlos Ghosn visited Infosys's Bangalore campus for meetings with senior executives earlier this week.

日産がオフショアアウトソーシングを検討しているというニュース。相手先であるInfosysはインドのアウトソーサーの3強の一角。カルロス・ゴーンがInfosysの本社を訪問しているというから信憑性は高い。実現するれば日本のアウトソーシング業界にとってはビックニュース。

米調査会社Forresterが2004年にまとめたレポート August 24, 2004 Offshore's Impact On IT And Service Providers によるともっともオフショアを活用している業種は Finanse and Insurance(金融と保険)、ついでUtility and Telecom(電気、ガスおよび通信)であるようだ。Finanse and Insuranceに関しては全体の31%がすでにオフショアを実施しているようだ。

アウトソーシングをテーマにして米国でR&D活動を実施している以上、オフショアは避けて通れない。乱暴だが、「オフショアの検討しない企業は損失を与えているのと同じだ。」なんて発言がアナリストの口からこぼれるほどだ。

オフショアのビジネスドライバーは間違いなく、「コスト削減」である。

また、大統領選においても大きな争点といわれたオフショアアウトソーシングだが、実際には討論会でもほとんど取り上げられなかった。長い期間で考えれば、米国産業界にとって、ワールドワイドで有効な資源(人)を求めるというグローバルデリバリーという文脈が当たり前という風潮が大勢を占めている。

日産が行えば、日本企業がこぞって検討を始めるだろう。

先日参加したGartnerのIT Symposium ITXPO2004ではインドや中国などの2大オフショア拠点ではなく、展示会場でブラジルのITベンダが目だっていた。「日本語も大丈夫!」といっていた担当者の言葉が本当であるなら、国同士が仲が良いということも手伝って、日本企業がブラジルにオフショアする日もそう遠くない気がする。

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アウトソーシングサービスの方向性

少し前IDCがアウトソーシングのベンダのTOP10に関するレポートを発行していた。

アウトソーシング市場全体においてはTOP10の占める割合は2002年度の50.5%から2003年度の55.0%と年々増えているようだ。

下記はレポートから引用した売上高とシェア。

Revenue ($M) Share (%)
1 IBM 11,795 15.4
2 EDS 9,922 13.0
3 CSC 4,332 5.7
4 Fujitsu 3,238 4.2
5 Atos Origin 2,583 3.4
6 Siemens 1,685 2.2
7 HP 1,484 1.9
8 Northrop Grumman 1,355 1.8
9 T-Systems 1,323 1.7
10 ACS 985 1.3

Other 37,733 49.4
Total 76,436 100.0

Source: IDC, 2004

富士通は前年度3位から4位となった。世界のTOP10にはいることだけでもすごいが、残念なのは北米におけるシェアということになるとランク外になってしまうことだ。
また5位のAtos Originという会社に正直知らなかった。機会をつくってどんな会社、サービスか調べてみたい。

このレポートの中で興味深かったのは下記の点。

Traditional Delivery→ Utility Delivery
Onshore Delivery→ Global Delivery
Manual process → Automation process
Customer investments → Service provider investmerts

インフラはユーティリティへ、グローバルデリバリの進展、プロセスオートメーションなどはすでに多く語られているが、重要な点として投資がユーザからサービスプロバイダに移ってくることを指摘している。

これにより投資リスクがユーザからサービスプロバイダに移る。これが実は大きなビジネスドライバーになっていると思う。このようなユーザのデマンド(要求)によって、他の三要素が実現されつつあるとも言ってよいと思う。

コスト削減、コアコンピタンスへの注力という2つによって進展している日本の市場のすこしづつ上記のようになってゆくのだろう。

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オンデマンドサービスモデルの台頭

11/1~11/4までアメリカ サンフランシスコで Salesforce.com社(以下 SFDC)のユーザカンファレンスであるDreamforce2004が開催された。Googleと並んでベンチャー企業のシンボルとなった感のあるSFDC主催のイベントということで、今回将来使う予定の企業ということにして参加してきた。

「オンデマンドサービスモデルの台頭」を感じたイベントだった。2000人の参加者(ユーザとパートナーおよびSFDCの社員)は熱気はすごく、急成長している会社の勢いを感じた。

Seibelなどを利用して、機能にも、サポートにも、費用面(TCO)でも嫌気がさして、SFDCに乗り換えたユーザに何人も会うことができた。「Seibel is awful! awful awful!」と教えてくれたカナダの企業(Sunのパートナー)から来た女性は、半年前にSFDCに切り替えたそうだ。Seibelもオンデマンド型のサービスがあると教えたが、知りたくもないと拒否反応を示していた。

おもしろいのはユーザにSFDC以外の選択肢(他のASP)は検討しなかったのかと聞いたら、Seibelからの移行ユーザの多くが、SFDC以外のASPを比較検討すらしていなかったことがわかった。アメリカのユーザの特有の問題なのか、SFDCのプレゼンスのなせる業か、不思議な点だ。


SFDCの成功はひとえに「ビジネスモデル」のすばらしさだと思う。

プレゼンス(企業として存在感)、ASPモデル(アセットモデルおよびテクノロジーモデル)、サブスクリプションモデル(契約モデル)、ビジネスパートナーモデル、ユーザコミュニティモデルどれをとっても、付け入る隙がない。
どのモデルもSFDCが最初に始めたことではない、CRMという分野で最初に成功して企業はSeibelなどのエンタープライズアプリケーションベンダである。今までの企業の成功性、失敗例から良いところと取り入れ、ターゲット市場を狙い定め、一番になるという掛け声のもと、それに必要なお金と労力をかけ、必要な人を集めたにすぎないとも言える。まあ、それをやるところが凄いということだと思う。

ASP×ASP

今回驚いたことの一つが SFDCという一つのASPにさらに ASPをアドオンして利用するというモデルを発見したことだ。SFDCにWebEXを組み合わせて使う(ASP+ASP)ということではない。

Sendiaという会社が提供するソリューションがそれにあたる。この会社はSFDCのアプリケーションをBlackberryというPDA(電話機能も持つ)から利用できるアドオンASPを提供している。デモを見た限りでは、動作はすこぶる軽快(どの動作も1秒以内)で、SFDCのすべての機能を利用できる。

SendiaPlatform.gif

SecureかつAlways-on(ログインも自動で行うようだ)を実現することにより、ユーザの支持を受けていた。SFDCは今後もASP×ASPやASP+ASPというモデルでビジネスを拡大してゆくだろう。

最初の書き込みなのでこの辺で・・
Dreamforceについてはまだ記述します。

<関連記事一覧>

ComputerWorld
Brief: Salesforce.com pushes on development, integration

Information Week
Salesforce.com Enhances Its Software-As-Service Approach

IT Media
大統領選投票日、Salesforce.comはソフトウェアの終焉を宣言

Salesforce.com、新バージョンでOn-Demand Architecture時代へ

元Oracle幹部レイ・レーンがSalesforce.comの構想を後押し

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