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2010.01.23

ハイチの地震発生に思う

日本という国と利害があまりないからだろうか?日本のマスコミの取り上げ方はあまりに少ないと思う。

たしかに今回の災害発生まで、僕はハイチの場所を正確に知らず、首都、ポルトープランスの名前も初めて知った。

現在の報道によると、家を失った被災者40万人以上、死者はなんと7万2千人以上、これからもどんどん増えそうだ。

阪神・淡路大震災の時の死者が6334名だったことを考えるとその被害の甚大さは推して知るところだ。


被害はもちろんだが、国が機能しないということは本当に悲惨だ。

それにより生まれた混乱、絶望により、良心を忘れ、暴徒と化す若者たち。

見ていて本当に悲しい。

できることはないのか?

あれを海の向こう、地球の裏側の他人事にしてはいけない。


最近、仕事の関係で企業の危機管理支援を専門としている会社の社長とお知り合いになることができた。

今回の件でも、以前の中国の四川の地震でも、たくさんの人から、できることはないかと相談を受けたそうだ。

いろんな伝手を使われて、その善意を実現する手段はないかと奔走されたそうだが、正直難しい。

遠い日本から高いコストをかけて援助物資を届けることは、正直現地にとって負担でしかない。

せっかくの善意が仇になる。


最近、テレビは災害発生時に被災地で被災された方に「何が必要か?」という質問をしなくなったそうだ。

テレビの影響力はとても大きい。とんでもない量の物資がテレビ局や現地の自治体、避難所に届く。

しかし、逆にテレビで報道されないと、現地で必要なものがわからないという状況になる。

今回のハイチの地震の場合も現地に送っても結局届かず、あるいは届いても、大量にあまり、行き渡らず、結局棄てることになるとの公算が大きいそうだ。

現状僕らできることは、復旧/復興に備え、お金をみんなで少しずつ出しあって送る準備をすることのようだ。


「衆を頼んで事を興こすとき、人の心は光を失う」

ちょうど今読んでいた、宮部みゆきの「孤宿の人」の一節だ。

「どこが明るい場所なのを見失う。暗くとも、淀んでも騒がしくとも、衆の集まる方角へ雪崩を打って走ってしまう。走り集まれば方がぶつかり、誰かが誰かの足を踏み、怒号があがり、拳が振り上げられる。相手の顔さえ見分けがつかない。」

ハイチの人々の一部はそんな状況なのかも知れない。


ハイチの人々が一刻も早く心を取り戻すことを切に願います。

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