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2007.06.24

[小説]ブレイブストーリー

宮部みゆきのブレイブストーリーを読んだ。

宮部みゆきは最近はまっている作家の一人。「火車」や「龍は眠る」などもとても良かったが、正直小説では今年の一番であった。

この物語の中では、主人公の少年とその友人が、現実(小説の中では現界(うつしよ))の運命を変えるために、 人間の想像力で構成されてもう一つの世界である「幻界(ビジョン)」に行って、運命を変えることのできる場所「運命の塔」 を目指すというもの。

「幻界」という僕らがいる現実とかけ離れた世界を描きながらも、人(実際には人間族以外の人たちも含む)が生きてゆく様や、 自然の美しさ、政治や制度、宗教などの世界の仕組みの不条理さなどが見事に描写されているように感じた。

SFという分類に収まらない、小説というもの、言葉というものの力をまざまざと感じさせてくれた小説であった。

「間違いを繰り返しても、そこから引き返し、考え直し、生きて、懸命に生きて、 また自分たちの道を切り拓いてゆくことにこそが意味があります。」

上記は主人公の最後の「運命の女神」に願いの伝える際の言葉の一部。

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