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2005.02.28

アウトソーシングとインソーシング

崩壊するアウトソーシング : IT Pro ITレポート(動向/解説)

昨年9月15日、世界のIT業界に衝撃が走った。米銀2位のJPモルガン・チェースが、米IBMと結んでいた巨大アウトソーシング契約を解消するとのニュースが流れたからだ。2002年12月の契約締結時、IT業界の話題をさらった7年間50億ドル(5250億円)の超大型案件は、わずか1年9カ月で破談に至った。JPモルガンは今後、企画・開発から保守・運用に至る全IT業務を社内でまかなうインソーシング(自前主義)に完全回帰する。

「崩壊するアウトソーシング」とはショッキングなタイトルだが、個人的には当たり前のことがおきているとしか思えない。完全自前(インソーシング)と完全委託(アウトソーシング)の中間はないのか?と思わずケチをつけたくなる記事だが、「アウトソーシング万能」といっているベンダにとっては、大きな波の揺り返しの第1波かもしれない。

業績の回復に伴って、現場から新規のシステム化案件がどんどん出てくるのに、アウトソーシング先のベンダーはなかなか動いてくれない」といった愚痴ばかり。「アウトソーシング費用の内訳をいっさい知らされない現状では、ベンダーへの支払い額が妥当かどうか検証できない」、「最初はよくやってくれていたが、担当者が代わったら、契約を盾に融通をきかせてくれなくなった。アウトソーシング前よりサービスレベルは低下した」といった不満の声も数多い。そこにはアウトソーシング契約の締結当初に期待した“ばら色の未来”は存在しない。

いくつか象徴的な言葉をピックアップしてコメント。

●新規のシステム化案件がどんどん出てくるのに、アウトソーシング先のベンダーはなかなか動いてくれない

動きたくても動けないのだ。そもそも安定運用と新規案件といのはどうしても相反する利害を生む事象だ。ベンダ側の体制もさることながら、ユーザ側にもベンダを動かすテクニックが求められる。

●アウトソーシング費用の内訳をいっさい知らされない

知らせたくないベンダの事情がそこにはある。アウトソーシングは所詮、ハードソフトの内部調達と運用の効率化により利益を生み出す商売だ。手の内を知られること=ぎりぎりまでコスト削減を要求されることになる。

●ベンダーへの支払い額が妥当かどうか検証できない

これを言った担当や経営者の顔が見てみたい。ではどうして契約したのか?
支払い額が妥当でない契約を推進した本人と捺印者はどこにいったのか?サービスの規模が大きくなったり、複雑化することにより、「以前自社でかかっていたコストにくらべたら○%削減できる」という魔法の言葉がなくなるのだ。

●担当者が代わったら、契約を盾に融通をきかせてくれなくなった。

ベンダのエースは新規案件に優先にアサインされる。ユーザ側はセカンド、サードがきても大丈夫なように契約を考えておくべきだ。今後契約はよりユーザに不利になる傾向が続くだろう。

●アウトソーシング前よりサービスレベルは低下した

サービスレベルというと数値化された指標に基づいた判断と思われるが上記の場合大体が感覚。だからして、担当者の変更や、エンジニアの何気ない1つのメールでの回答が問題視されることも多い。
またベンダの営業と顧客の間でSLAという指標について具体的にやりとりされることは一部を除き、非常に少ない。

どちらにしても振り子は大きく戻りはじめるかも知れない。その戻りに対する準備をきちんとしたサービスプロバイダが生き残ると思う。

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2005.02.27

ラスベガス休暇 写真など

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サーカスサーカス内でやっていたピエロによるショーに次男が参加。ボールを自分の手の上でまわしてもらっています。このピエロのキャラクターとっても好きです。

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ハードロックカフェならぬハードロックホテルの前にある大きなギター。
ラスベガスにゆくと必ず行くベト麺屋はこの対面にある。

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ベラージオの噴水ショーにて、写真ではすごさがあまり伝わらないですね。

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2005.02.25

ラスベガスでわざわざベト麺を食べる

今日は家族でラスベガスに遊びにきている。長男が通っている小学校が今週お休みなのだ。

シリコンバレーからだと地元のSan Jose(サンノゼ)空港から1時間半くらいだ。車でくることもできなくははいが、長時間(12時間)のドライブはつらいとも意見があり、今回は飛行機での旅となった。

日本語でのラスベガスの情報は下記のサイトなどで手に入る。

ラスベガス大全

出張で何度かきているので地理的な不安はない。

今回は「Circus Circus」というホテルを選んだ。ファミリーな最適なホテルのひとつである。値段もストリップ通り沿いのホテルの割りには安い。モーテルなどの手もあるが最初なので今回はあえてストリップ通り沿いのホテルを選んだ。中はとっとも広いし、アトラクションはたくさんあるので、1日かけても遊びきれない。

初日の今日はホテルの中で、各種ゲーム(日本の縁日のような)、サーカス鑑賞(無料)、遊園地(ホテルの敷地内に全天候型の遊園地あり)で遊んだ。

夕方になり、食事。昨晩遅く到着してマクドナルドで済ませたので、出張時に発見したPho Hoa、ベト麺(フォー)の店へ。この店、チェーン店シリコンバレーにもあり時たま家族で行きます。
その後ベラージオの駐車場に車を止め、噴水をみる。まるで水が踊っているかのようだった。

最後は対面にあるアラジンで買い物。Gapで息子のズボンを買って、アイスクリームを食べて帰ってきました。

本日の一コマ・・・

「なぜアメリカの人はラスベガスに来たがるかしら?」

奥さんの素朴な疑問だ。

「この間カジノで一緒に座ったアメリカ人は1年に一回だけラスベガスにきて楽しむんだって言ってたよ」
「ラスベガスは特別なんだって、日本人はハワイに行くのに似てるんじゃないの?」

と僕が返すと。

「ハワイに行く気持ちもよくわからないのよね?」と奥さん

う~ん、そうかも・・・僕も少なくとも正月にハワイに行きたいとは思わない。

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2005.02.21

自分の足跡 ガキ大将スクール

今回は自分の足跡について。

群馬県上野村などで行われている野外教育プログラム「ガキ大将スクール」。
主催はアドベンチャー集団Do. 黛徳男氏だ。

BY ADVENTURE GROUP DO! /Gakidaisyoh school

これは、日頃自然に親しむことの少なくなった子どもたちが、大自然の中で木や植物に触れ、沢の水を飲み、風の音や野鳥のさえずりに耳を傾け、焚火を囲んでみんなと語らい、満天の星空を見ながら大地の上に眠るという、人間の原点に立ち戻った生活を体験することによって、より個性的で、より心の深い人間になってくれることを願って23年前から開催しているものです 。

上記はアドベンチャー集団Doからの引用。

ガキ大将スクールに参加したのはもう16年くらい前になる。僕は18~22才の時だ。リクルートの発行するアルバイトの求人誌(たしかフロームエー)を見て参加した。

それまでキャンプや子供、そして自然とまったく接したことがなかった僕が、いきなり7人の子供を抱えて村の中を放浪することになったのだ。

そういう体験をすると「生のままの自分がむりやりむき出しになる」

7人の子供たちと暮らす1週間の中で、贅肉と一緒に自分が被っていたものが一気にはがれてゆくのを感じた。

結局これが今後の人生を大きく変化させる僕の「原体験」になった。

結局5年間、1リーダーから最後は本部でディレクターの手伝いをするようになった。楽しいこともたくさんあった反面、人間関係で失敗もするし、リーダーからは総スカンを食らうなど失敗もたくさんやった。

そう、僕は「ガキ」だったのだ。

そしていろんな人との出会いで僕は大人になった(と思う)。
群馬県、上野村またいつか訪れてみたい。

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2005.02.20

企業におけるBlogのあり方

最近仕事関係ネタの投稿が多い。今回もアメリカとはあまり関係がない。

ブラザー社員のブログ brotherhood -  ブログはじめました

どうもこんにちは。ブラザーに勤める松原です。

突然ですけど、ある日河原で考えたんです。

『最近企業の残念なニュースが多いなぁ』
         ↓
『企業への不信感が募ってるよ』
         ↓
『信頼される会社になるにはどうしたらいいんだろうか?』
         ↓
『誠実な会社であり続ける+ちょっとはお客様に開かれた会社があってもいいんじゃないの?』

とても気持ちのよいBlogです。

ブラザーでは社員による公認Blogをはじめたようだ。ご本人も「企画倒れ」に終わると思っていたBlogに対して何故企業の経営者がGoを出したのか興味深い。

「世の中に対して誠実であり続けるため」、たぶんすべての企業が求められていることだろう。株主、顧客、社員、そしてその家族などすべてに対してだ。

マイクロソフトの古川氏のBlogが昨年11月から休止している、再開を楽しみにしている人は多い。一方ライブドアの堀江社長、Niftyの古川社長のように顧客とも誠実なコミュニケーションを実現している例もある。
一方、アメリカではデルタ航空やGoogleの社員が会社の事を個人のBlogに記載したために解雇されている。

企業にとってBlogとはなんなのか?どう利用すべきなのか?
アメリカは個人がとても重視されるため、個人が自分の意見をきちんと言うということが日本よりははるかに認められている。

「一般社員が会社に変わって意見や思いを述べるなど僭越(せんえつ)だ!」という反応が一般の日本企業のあり方だ。「自由にものを言える会社」を標榜している会社は多いが、実際に言える会社はほとんどない。

大切なことは「スピード感」「開かれた空気」「誠意ある対応による納得の醸成」だと思う。

「お客様に対して誠実に、開かれた会社になる」ためのブラザー松原氏のBlogの行く末、楽しみに見守ってゆきたい。

※トラックバックは可能だけど、コメントはダメなようです。手をあげて意見を言える人は歓迎という意思表示ですね。

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2005.02.18

ビジネスに関する保険とベンチャー企業

昨日SVJENRTに参加した。当日シリコンバレーには大雨が降り、参加者の集まりが悪く少々遅れて始まった。場所はJETROのサンノゼ事務所。

テーマは「ビジネスに関する保険」である。今回は損保ジャパンアメリカ保険会社の方が講師として招かれていた。

「保険はリスクマネジメントの5つ手法の一つ」というくだりで始まった。

・リスク回避 リスク要因の完全排除
・リスクの保有 保険料を抑えるためにあえてリスクを保有する戦略
・リスクの移転 第3者へのリスクの移転
・ロスコントール 安全管理によるリスクの低減
・保険

企業保険の分野は大きく「賠償保険」「物保険」の二つ分かれる。
賠償保険の基本となるのは「一般賠償」(General Liability)である。その中には通常、製造物責任(Product Liability)と施設賠償(Premises Liability)が含まれる。昨今問題となるのは「賠償保険」の場合が多く、その説明に多くの時間が割かれた。

説明が続く中、焦れた参加者から質問がでた。

「僕の場合~」「私の場合~」という具合に生々しい問題ばかりだ。

あまりに具体的なため、講師も回答に困ることが多く、その場合他の参加者がまた実体験によるコメントを出すと言った具合に進んだ。結局、資料の半分にも行かないうちに質疑応答、ディスカッションになってしまった。

特徴的な起業家の発言をいくつかピックアップ。(※正確ではありません、主旨はあってると思います)

「資産や設備がないベンチャーにとって初期のころ最も気をつけなければいけないのが『不当解雇』の問題だ。どんなにきちんと面接して採用しても10人に3人はダメな奴がくる。モラルの低下を防ぐためにも解雇しなくてはいけない。」

「僕も3回訴えられています。1勝2敗です」

「あたしの会社の小さいので保険にはいれないの?どうしたらいいでしょうか?」

「30人くらいのソフトウェアの開発企業で保険はいくらくらいかかりますか?」
「・・・・」

「訴えてくる側は相手のポケット(財務状況)を見て金額を決めてくる。これくらいなら払ってくれるんじゃないの?という感じです。」

「ある人に役員になってもらおうとしたらD&O(役員賠償保険)に入ってないとダメだといわれた」

「保険は所詮は気休め、大切なことは(訴えられたときに)誠意を持って交渉することだ。たとえ自分が100%悪くないと思っていても、50%くらいは悪いと思って交渉する。」

アメリカは個人もそうだが、ビジネス保険を取り扱う会社の数や商品の数も多い。その中で自分のリスクを正確に分析し、適当な価格で商品を選ぶことはとても難しい。起業家にとって大きな障害の一つになっていると感じた。

「良いブローカーを探してください。」講師はそうコメントされた。アメリカでは日本と違って企業や個人が直接保険会社と交渉(保険商品の説明、設計)をすることはなく、ブローカー(代理店)を通して行われる。「良いブローカー」に出会うことが適正な保険を利用するための第一歩となる。

ただし、ブローカーに対しては「ブローカーもやはり保険会社側だ。我々の立場になって一緒に保険会社と交渉してくれることはない。事が起きると結局保険会社と直接交渉することになる。」と手厳しい意見も出た。


その後懇親会に移動。その際何人かの起業家の方とお話をすることができた。一番印象的だったMOTIONLAB Dr.Kanayama氏を簡単に紹介。

「今のロボットはみんな馬鹿なんです」

金山さんは現在お作りになっているMotionMind(ロボットのOS)について目を輝かせて説明してくれた。詳しいことは僕にはぜんぜん分からないのだが、ポイントは「超音波による空間認識」とおっしゃっていた。最初の具体的な成果がもうすぐできるそうだ。とても楽しみである。

RTはソフトウェア開発、人材派遣、英語の教材販売などジャンルは違ってもみんなこのアメリカで自分の力のみで勝負している強者(つわもの)の集まりだと感じた。「RTがSVJENのコアなんです」と世話役のBEANS International Corpの遠藤氏がおっしゃっていたが、それは日本人の起業家を支援するSVJENの活動の根幹に、ネットワークと実体験にも基づいた知恵と経験の共有があるからだろう。

僕は起業家ではないので、今回はオブザーバーで参加させてもらった。短い時間ではあったが、とても有意義であったと思う。

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2005.02.16

クールなプレゼンが僕にも作れるかもしれない

梅田氏のMy Life Between Silicon Valley and Japanで紹介されているDemo2005に参加してきた。
モバイル、セキュリティ、エンタープライズソフトウェアなど分野は幅広く、今年1年の間に現れてきたベンチャーの新しい技術、製品、サービスを知ることができた。

My Life Between Silicon Valley and Japan - Demo 2005に行けない人のためのBloggingDemo.com

Demo 2005という有名なコンファレンスがいま開かれています。 http://www.demo.com/demo2/ 昨日もある方とどうしても電話で話さなくてはいけなかったのですが、その方がこのカンファレンスに出ているので、カンファレンスの合間の時間を見つけての電話会議となりました。僕も一時期は毎年欠かさず高いカネを払って会場に足を運んでいましたが、今回はスケジュールがあわずに行けませんでした。しかし・・・・

個人的にはマルチメディアなクールなプレゼンを手軽に作れるサービス、ツール類に関心した。僕にも作れるかなという希望を持つことができた一方、ツールはよくなっても作るのは所詮素人だから、人間のセンスがついてゆくが心配になった。デザインにうるさい人たちからみたらパワーポイントの氾濫は腹立たしくもあり、チャンスでもあるようだ。

普段、日本の企業のホームページはとってもつまらないと思っている。高いデザイン料、技術者不足などが原因だろう。こういうサービスは是非日本でもやってほしい。経営者や社員で自分の会社のホームページをきちんと見たことがある人がどれだけいるのだろうか?

上記に関連した面白かった企業を2つ紹介。

個人評価 ☆☆☆☆☆
会社名 HOMESTEAD Technologies, Inc
サービス名 Quicksites

ホームページ
http://www.homestead.com/
サービス概要
http://www.homestead.com/~site/simple/gold.html

SMB向けのWEBのホスティングサービス。テンプレートから選んでページを簡単に作成できる。プロのデザイナーが作成したものと同品質のページを素人が簡単に作成、かつ安く維持することができる。ビジネスモデル自体は昔からあるのだがが、凄いの「完成度」。皆がとびつくビジネスモデルで徹底的に品質とコストを追求して成功した良い例だ。

ギターで歌いながらプレゼンも楽しかった。従来の醜いかつデザインや運用にお金がかかるホームページを皮肉りながら歌いながら製品説明した。こういうデモはアメリカ人は大好きだ。スタンディングオベーションで拍手喝采だった。すでに6000ユーザ(サイト)をホスティングしているそうだ。費用はGoldプランの場合、初期 245ドル 月額 19.99ドル。

梅田さんが紹介しているサイトにも掲載されています。
Watch the video of the most talked about presentation at DEMO: HOMESTEAD'S American Pie


個人評価 ☆☆☆☆☆
会社名:ImpactEngine.Inc
製品名:ImpactEngine

Flashを利用したクールなホームページやプレゼンテーションを手軽に作成できるサービス。あらかじめ用意されているテンプレート(映像、効果、音声など)を利用して、サーバで実行するためのフラッシュファイル(SWF)や単独で動作する実行形式のファイルのファイルを作成できる。

6分のデモの間にフラッシュファイルを作成してみせた。クールである。

事例
NTT Verio
http://www.impactengine.com/ex_NTTVerio.html
※VerioはNTT Communicationが買収した米国のホスティング会社

※他にもいくつか紹介したい企業もあるけど、今日は眠いのでこの辺で・・・

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ハッピーバレンタイン!

昨日はバレンタインデーだった。
出張先で聞いていたカーラジオ、カンファレンス会場、そこらじゅうで「ハッピーバレンタイン!」という言葉を聞いた。

今日家に帰っておどろいた。子供たちからバレンタインにとカードとチョコをもらったのだ。

??? なんで?

「言ってなかったっけ?アメリカではクラス中でお互いにあげあうのよ」
「女の子から男の子へじゃないの?」
「関係ないわよ」

初めて知った。クラス中のお友達からもらうので現地の学校日本語学校であわせて60枚近くカードをもらっているようだ。手作りのカードあり、キャラクターのカードあり、みんなお友達の名前を直筆で書いている。

我が家のおくさんは子供たちが学校や幼稚園で配るカード、合計120枚以上を子供たちと一緒に作ったそうだ。

そうか、この前はさみに切っていたハート型のカードがこのためだったのか!

何もしらない父で、すいません。


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2005.02.14

文化の違いによりビジネスを論じることの不毛さ

ソフトブレーンの宋会長のメールマガジンからの引用。国(中国と日本)の文化の違いによりビジネスを論じることの不毛さについて書かれている。

これはこのままアメリカと日本にも当てはまるなあと納得。
アメリカにすっかりそまった日本人や日本のやり方そのままの日本人をみて違和感を感じるのにも通じるかもしれない。

また「思いこみ」の解除はすごい難しい。思い込みがそのまま会社や組織の「パラダイム」につながっていることも多く、それを解除するのはとても大変だ。自分の文化、組織の枠と出るということはそれを比較的容易にするのだろう。

宋会長はなぜ日本にわざわざ商売するのか?素朴な疑問だ、いつかお会いして聞いてみたい。

メールマガジンのバックナンバーはこちら。
http://www.softbrain.co.jp/mail/back_number.html

最新号なので該当部分をそのまま引用させていただきました。
ソフトブレーンメールマガジン『効率化の最後の聖域へ』第16号より

「文化論の不毛」

1985年に日本に来た時、日本はカラオケ最盛期だった。マイクを握って自分の歌声に陶酔しているサラリーマンの姿をみて「歌手でもないのに恥ずかしくないか」と思った。周りの日本人に「中国にカラオケを持っていったら流行
るのでは」と聞かれたが、「中国では絶対流行らない」と思った。

5年後、久しぶりの帰省で田舎を訪ねてみると、農民達が安いカラオケセットを使って庭で熱唱する姿をみた。この時、文化の違いでビジネスを推測することを絶対にしないと心に誓った。しかし、最近、ローソンのおにぎりが上海で
売れていることを聞いて、やっぱり不思議に思った。

異国のマーケティングの際、あまり文化を意識しないほうが、かえってチャンスを捉えることができる。なぜならば、私の体験からも分かるように、文化というものはかなり思い込みによる部分があるからである。理解する人ほど、内
部に居る人ほど、その思い込みが激しいからである。

あぐらは日本的な座り方だと思う日本人が多いだろう。実はあぐらは「胡座」と書き、「胡人の座り方」を意味する。「胡人」の胡は「胡椒(こしょう)」、「胡瓜(きゅうり)」の胡と同じく、西域の国を指す。古代中国人が、絨毯の
上であぐらをかく西域の人の姿をみて、胡座と表現したのだと思う。

また、「日本は恥の文化」とよく聞かされるが、「夜這い」の風習を知った時、びっくりしたと同時に、昔の日本は開放的で羨ましいと思った。

恥の概念は、道徳基準によって変わるものである。「不貞」や「不倫」を恥じるようになったのは、きっと途中から道徳基準が変わったからだろう。

文化というと高尚に聞こえるが、かなりいい加減なところがある。ビジネスにおいては、「日本的」とか「中国的」とか「欧米的」ということは、かなり不毛な議論である。

ソビエト崩壊後、欧と米はかなり違ってきたし、中国やロシアでは、それまで全くなかったパターンが現れた。文化は相対的に安定するが、ビジネスは条件と環境によって激しく変化する。

よく考えてみると「営業は根性だ」、「営業は足で稼ぐ」といった営業文化を信じず、「科学的営業」「仕組みの営業」を提唱したのは、私の今のビジネスパターンである。日本の営業文化の外に居たからこそ、気付いたビジネスチャンスであった。

相手のことを真剣に考えるには、相手の習慣に従わない時も必要であろう。一時的に嫌われるかもしれないが、本音で相手を思う自信があれば、しばらくは我慢できるはず。

顧客のためなら「中国では・・・」の発想をしないことを自分に誓い、「日本では・・・」にも染まらないように自戒する、今日この頃である。


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シセローズ・ピザ Cicero's Pizza

ciserospizzaCicero's Pizza

シリコンバレーでピザを食べようと思うと、かならず人から紹介されるピザ屋さん。ホームページはこちら
会社の同僚や家族とよく行きます。
日本のような厚い生地ではなく、薄い生地がとてもクリスピーです。ソースもおいしい。

ピザのメニューは7種類。子供たちはパイナップルがのっているHawaiian Delightやソーセージと野菜がバランスよくのっているBaker’s Prideがお好きなようです。
金曜日や土日の夕方はとても混雑しています。座りたくても座れないお客がずっと待っている姿を何度も見かけました。電話であらかじめ注文しておくと、焼いておいてくれ、To Go(テイクアウト)できます。

http://www.svcn.com/archives/cupertinocourier/20020717/cu-news-gate.html には

The family calls it "the pizza with the secret." And the secret is the sauce. Like Coca-Cola, Dr. Pepper and nuclear weaponry, it's a well-guarded secret that only an inner circle is party to.

Only three people know how to make Cicero's sauce—Jones, LaVerdi and his son Charlie. LaVerdi comes in most days to make the dough himself.

秘伝はソースとのこと。創業は1947年、一度経営者が引退して店のなくなったのですが、息子さんが復活させたようです。

CicerosSpecial
写真は基本の Cicero’s Special (サイズはミディアム)、おいしいです。
カットしてあるピザのぜんぜん大きさが違うのはさすがアメリカです。

住所
6138 Bollinger Road
San Jose, CA 95129
(408)777-0690

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2005.02.12

ベトナムサンドイッチ Lee's Sandwiches

Leessandwich

先日会社の同僚に連れて行ってもらったベトナム風のサンドイッチ屋さん。ホームページはこちら

とってもおいしかったので、早速家族と長男の友達とそのお母さんと一緒に行った。
今日僕らが行ったのはシリコンバレーに、サニーベールにある比較的小さな店だ。

GrilledChickenSandwichちょっと小さいフランスパンに具が挟まっている。パンは外側こそ少し固いが中は柔らかい。僕はGrilled Chicken Sandwich(チキン)がおいしいと思いました。そのほかにもポーク、Cured(燻製の)Pork、ベジタリアン用の野菜のみのサンドイッチなどがある。

とにかく値段が安い。僕が食べたGrilled Chicken Sandwichは2.25ドル(250円程度)。飲み物をつけても5ドル程度。これで十分お腹一杯になります。今回、家族4人分で17ドル。コストパフォーマンスはマクドナルドを超えます。
さらに余って持って帰ってきてます。

その他にも、ちまきの中身のようなもち米で作ったチャーハン?など惣菜系も充実しています。子供たちはサンドイッチよりもそちらがお好みのようでした。

Leessandwich2
店の目印はとんがっているフランスパンらしい。

Lee's Cafeといういわゆるベトナムのコーヒーもおいしかったです。パンもおいしいらしく、それだけ買って帰って家でガーリックトーストなどにしてもよいかも知れません。

※この店、場所によって値段が違うようです。同僚といった店ではサンドイッチは2.75ドルでしたが、ロスで同僚が行った店は1.75ドルでした。どちらにしても安いことは安いです。チェーン店なのにこういう方針なのは面白いです。

Sunnyvale店
939 W. El Camino Real, Suite 108 @ Mary Street
Sunnyvale, CA 94087
Phone: (408) 774-0595

Milpitas店
279 West Calaveras Boulevard @ Serra Way
Milpitas, CA 95035
Phone: (408) 263-1688

それにしてもベトナム風はフォー(麺)もうまいがサンドイッチもうまい!

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2005.02.10

アメリカで道順を探す

Google Mapsを試しに使ってみた。いくつか読ませてもらっているブログで絶賛されていたためだ。
とってもよいです。

普段はYahoo Mapsを利用しているのですが、これは乗り換える価値があるサービスです。

アメリカでがんばりましょう では

地図はとても見易く、地図をマウスでドラッグすると動かせたり、ダブルクリックした場所が真ん中に移動するところなど、素晴しいインタフェースになっている。 Google がまたこういったサービスのレベルを上げてしまったようだ。

と述べられている。まったく同感。

アメリカでは、全ての道には名前がついていて、Street Number と呼ばれる番号が順番に振られているので、住所から比較的簡単に地図上で場所を見つけることができる。

とも述べられている。

ShinBLOGには

JavaScriptってこんな使い方もできるんですね。Directionsのところクリックすると前後のストリート名も表示してくれます。アメリカにいる間にこれがあったらよかったのに。。

一つだけ不満なのは、どうやら単純に最短距離をとっているらしく、実際にドライブする際にはありえない経路が表示されていたりします。しかし、そういう問題もすぐに解消されるんでしょうね。Google恐るべし、です。

と記述されています。この軽快さはJavaScriptのおかげのようです。
Gmailもそうだが、このGoogle Mapsもとっても動きが軽快なのがもっとも良いところだと思う。Yahoo Mapsも最高に便利だと思っていたが、このシステムにも改善領域ってあったのですね。

最初、アメリカに来たときに友人とビりーヤードに行こうということになって、ネットで住所などを調べた。上記Yahoo Mapsを使って道順を印刷しようとする僕を制止して、友人は「大丈夫、まかせて」と番地だけメモリ、出発した。

「アメリカでは番地さえわかれば、大体たどりつけるから」「へ~、そうなの」

たしかにアメリカでは日本よりはるかに道に迷う確立は低い。
実はこれは日本でも可能。ただしアメリカよりもはるかに難しい。学生時代に配達のバイトをやっていたとき、身に着けた技だ。

日本の番地にもつけるそれなりのルールというものがあり、住所さえ分かれば、人に聞かずともたどりつくことができる。しかし、川崎市中原区中原xxxx番地 などという住所は曲者だ。番地が飛び地になっている可能性もあり、番号が近いからと言ってその場所が近くにあるとはかぎらない。1~2km先であることもよくある。

上記の話には落ちがあり、「まかせて」といった友人は散々探しまくったあげく、目的地は見つからず、偶然見つけたゲームセンター上で遊んで帰ってきた。本人はぜんぜん気にしていないのは、ここがアメリカだからだろう。

Yahooの追撃も楽しみですね。

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HPのフィオリーナ氏が辞任

MercuryNews.com | 02/09/2005 | Shakeup won't change HP's course

In a statement, Fiorina said that she and the board disagreed about HP's strategy.

米HPの会長兼CEOのフィオリーナ氏が突然辞任した。
戦略に対する役員会との見解の違いにより、役員会から辞任を突きつけられたようだ。

突然のニュースにびっくりです。
僕がアメリカにきて、初めて間近に見た企業の経営者が彼女でした。「こんな小さな女性が、HPを変えたのか?」と彼女のオーラに圧倒されたのを覚えています。

先日のCESでも元気に講演していたのになあ・・

どんな見解の違いだったのか?次のCEOは誰なのか?などは今後の報道で明らかになるでしょう。

個人的にはとっても好きな経営者だったので、本当に残念です。

●ITPRO 米HP会長兼CEOのフィオリーナ氏が辞任
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/358884

●http://web.mit.edu/newsoffice/tt/2000/jun07/fiorina.jpgより

2/10/05 追記
IDCが今回の辞任に関してレポートを発行しています。下記は日本語版。
http://www.idcjapan.co.jp/data/Insight/J5990102.pdf

地元の新聞Mercury Newsより
MercuryNews.com | 02/10/2005 | A clash of cultures

``She never became a citizen of the valley,'' said Paul Saffo, a director at the Institute of the Future in Menlo Park. ``She was an expat living abroad.''

シリコンバレーの企業には彼女は受け入れられなかったのでしょうか?
「変化」を正しいと思う彼女と、古き良き「HP WAY」は所詮相容れなかったのかもしれません。

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2005.02.08

きつつきの仕事のあと

先週の土曜日に庭の掃除をしていたときに子供たちが発見したもの。

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きつつきが木に穴を開けています。数年前にこの枝はすでに枯れている。大家さんによるとそれもきつつきの仕業だそうだ。

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アップ。それにしても上手に開けるものです。

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木登り?する次男。

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オレンジがそろそろいけそうです。おいしそう!

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2005.02.04

パソコンでなにを子供たちに教えるか?

我が家には家族で共同で使うためのデスクトップパソコンが1台ある。自分の部屋として利用させてもらっている部屋には仕事のデータなどがはいっていて、出張時にも利用するノートパソコンがある。こちらは僕以外は利用禁止。
プリンタはデスクトップに接続してあり、共用で利用。LANは無線LANだ。

子供たちが利用するようになったのは最近だ。以前のエントリでも書いたがキッカケはゲーム。
長男(8歳)はもちろん、次男(5歳)もゲームはもちろん大好きだ。

インターネットにはたくさんのゲームがあるもので、最近はゲームキューブで遊ぶ時間に近づくくらいパソコンでゲームをするようになった。アメリカで買ったプレステはほとんど使わない。

最近はまっているゲーム→Cartoon Network | Teen Titans | Battle Blitz

最近次男について驚いたことがある。
・Windowsのログインをきちんとできること。
・クリック、ダブルクリック、ドラックなどの一連のマウス動作をきちんと行えること。

スクロールバーまできちんと使ってみせたのは驚いた。

ログインについてはためしに妻のアカウントのパスワードを教えたら、もう次からパソコンにスイッチをいれるとこらから、ログインし、デスクトップにあるショートカットをクリックし、ゲームを開始するまで一人でさっさとやってしまう。

なんでだ?と考えたら思いついたことがある。
最近次男は通っているプレスクールでマックに自由に触ることができるのだ。

パソコンでなにを子供たちに教えるか?こればかりは自分の仕事とだと思うので真剣に悩やんでいる。
まず、Windowsのようこその画面に彼らのアカウントを追加し、顔写真を表示してあげた。
次はMac miniでも買って家にMac環境を整備するか?

自分がMacを使いたい言い訳かもしれない。


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2005.02.03

Passion For The Future: Linux magazine THE DVD 2005

思わず笑ってしまったのでトラックバック。

Passion For The Future: Linux magazine THE DVD 2005

最近、会社のメインマシンであるデスクトップPCから、WindowsXPを完全に削除した。そしてLinux(FedoraCore3)デスクトップに入れ替えた。LinuxデスクトップのKDEだとかGnomeだとかの世界へ突入である。私は男だからWindowsとのマルチブートだとか未練がましいことはしない。エミュレータでWinアプリを動かすこともしない。完全移行である。 技術者でない私が、果たしてこれで仕事になるのか?

Linuxに移行するとか、Windowsとの併用とかに苦笑したのでない。橋本氏の本意とは外れるかもしれないが、「男だから」という言葉に反応したのだ。
※橋本氏のサイトはすばらしい書評を展開しているサイト、本の購入に参考にしてます。

「男らしい」っていったいなんでしょう?

男女関係に的をしぼれば「思い切り」が良いのははるかに男性より女性のほうだと思います。

「男らしい」「女らしい」という概念はアメリカにはあるのだろうか?辞書引いてみた。

manly・・having the qualities or physical features that are admires or expected in the man
womanly・・befitting or characteristic of a woman especially a mature woman

う~ん、よくわからん。日常で使っているの人見たことない。
それにしてもLinuxにすべて環境を移行した女性っているのでしょうか?僕は怖くてまだできません。

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検索バトルの行き着く先

INTERNETWEEKのメールマガジンからの引用

Sizzling Search
検索が熱い!と訳せばよいだろうか?
タイトルからすでにGoogle,Yahoo,MSの検索関連のバトルについて記述していることがわかる。

If anyone doubts that there's money in Internet search, then he needs to take a look at Google's latest financial statements. The search giant in the fourth quarter doubled its revenues to more than $1billion, while profits soared to more than $204 million from just over $27 million a year ago.

もうインターネット検索(市場)がお金になることを疑う人はいない。
先ほど公開されたGoogleのとんでもない利益の話。売上を倍増させ1億ドルの大台に乗せた。また利益にいたっては1年前の同時期の$27 millionから$204 millionに増えている。約7.6倍!

With the No. 1 search engine raking in that kind of cash, it's no wonder that Microsoft couldn't wait to get its competing service on the market. The software giant on Tuesday launched its Internet search service on the MSN entertainment portal, and said it plans to spend lots of money to market the product to consumers.

一方MSはMSNエンターテイメントポータルにおいて検索サービスをスタートさせた。

As is often the case with Microsoft, the company is a latecomer to the market, but has the brand and the money to capture mindshare quickly. This time, however, it's going to be tougher than in the past.

MSは検索市場についてもlatecomer (遅刻者、新参者)の戦略をとっているようだ。そしてそれは過去よる確実に強くなっている。
いつかGoogleもNetscapeのように淘汰されてしまう日がくるのだろうか?


個人的にはこの検索バトルの行き着く先に、「コンテンツ重視」の世界がやってくると思っている。Yahooなどによってどんどんコモディディ化されるコンテンツだが、それはあまりに膨大で、あまりに混沌としている。そしてそんな世界にこそ新しいビジネスがわんさか眠っていると思うのは僕だけだろうか?

10年くらい前(1994-5年)に日本で課長に「コンテンツってなんだ?」と聞かれ、「わかりません、辞書引きます」と答えていたのがなつかしい。そういえばそのころすでにインターネットによってコンテンツのあり方が変わると予想されていました。日本のインターネット黎明期がなつかしい。一番最初のインターネットはISPTによる9600bps接続でした。ホワイトハウスとは日産の羅針盤など見たなあ。ブラウザはMosaicでした。

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